以前のフィールドワークで捕獲されたミュータント(?)
入念に調べた結果この子の正体はカラドジョウだと判明した
髭の長さ 尾ヒレ付近の黒いラインが カラドジョウの特徴と一致した為 カラドジョウで間違いないと確信した
ただ黒目の理由が判明せず イマイチ腑に落ちないが どちらにしても外来生物だったのでOK

捕獲時の様子
お尻を上にあげている
成長と共に白目もはっきりしてくるのだろうか?

合わせて捕獲された最悪の生物達
ブラックバスにブルーギル ウシガエルのオタマジャクシ
コイツらが生態系を滅茶苦茶に破壊しているのはご存知の方も多い事だろう
いずれも北アメリカ原産で 特定外来生物に指定されている
サイズ的には今年生まれの様だったが 日本の在来種とは異なり 成長速度の早さが段違いで両者とも生まれてから1ヶ月程でこの大きさに達する
そりゃ食材として持ち込まれるよね ダメだけど!

カラドジョウについて
中国原産 要注意外来生物(生態系被害防止外来種) カラドジョウ

名前の由来はかつて中国が「唐」と呼ばれていた事があり 「唐」から来た事からカラドジョウ(唐鰌)と命名された
日本にはどの様な経緯で持ち込まれたかは不明だが 長野県 愛知県 東京等で定着が確認されている
アメ横ではkg単位で販売されており 値段も手軽
性質は在来種のドジョウと同じだが 生息域が被る事で競合 交雑が懸念されている(交雑に関してはカラドジョウとドジョウを人工的に合わせた結果交雑する可能性が高いと言うデータがある)
特定外来生物の指定では無い為 飼育したりするのは何の問題も無いが 水質に敏感な様で我が家の様にフィルターもエアーレーションも使わない場合は 2、3日に1回 3分の1か全換水する様に心掛ける
餌は沈降性の餌 赤虫 乾燥イトミミズ等を与える
特徴は髭が長く 泥の様な金色の体色 寸詰りの胴体等 見分けるポイントが幾つかある
成長すると最大で30cmにもなるが それに比例して胴体の太さも倍増する

実際の画像(ナニコレ珍百景より)
実際にこのサイズのカラドジョウを見た事は無いが 飼育環境を整えて飼育すればこの位にはなるのだろう
意外と高水温にも強く 水温30℃までなら耐えられる模様