いつもの景色
明日は雨と言う事で 曇天だけどやってきたいつものフィールド
ここ数日雨が降り始めた...と思えばすぐ止んでしまっていたせいか水量は少なく 濁りもない

1周目
1周目で大量のザリガニが捕獲されてしまった
この時点で50はいるはずだがどうだろう

出てはいけない最悪の生物
画像だけでピンと来た方は生物に詳しい方だと思う
右側にいる魚は特定外来生物 ブルーギルで 左のはラージマウスバス
去年もブルーギルは捕獲されたのだが今年もバスとセットで捕獲されてしまった
更に少し分かりにくいがブルーギルの下にいるのはウシガエルのオタマジャクシである
一度に3種類も特定外来生物が捕獲された例は今回が初である
出て欲しくなかったのにお前ら...

去年の写真
去年も同じ場所で捕獲されたブルーギル
詳しくは当ブログ テーマ「フィールドワーク」から7月3日投稿の「出てはいけない最悪の生物が遂に捕獲された」を見れば分かるが この時捕獲されたブルーギルは体長 3cm程と小さく 体系的にタナゴに見えたが特徴的な縞模様と青い体色でブルーギルだとわかった

特定外来生物なので
外来生物法により特定外来生物に指定されている為 生きたままの移動 飼育が禁じられている
その為現地で殺してから持ち帰る必要がある

ではすみません
嫌な予感がして炭酸水を前もって購入していて正解だったな
エラ呼吸の生物は炭酸に含まれるCO2により 窒息死するので覚えておこう(前の様に刃物を使わない分幾らか安全)

謎のミュータント(?)
一見カラドジョウに見えるが目は黒く 尾鰭付近は黒いラインが見受けられる
もしかするとマドジョウと交雑した可能性もある為 この子もお持ち帰りする
ハイブリッド個体は自然界にいるとドンドン混ざってもう訳分からん事になるのでそうならない内に取り除いておく

出て欲しくなかった奴ら
バスは最早常連なのでまたかよ...という程度だがギルだけは本気で許せない
あの水路にはヨシノボリやドジョウの稚魚が多く生息しており それらを捕食していた可能性が高く 放っておくと在来種が消えていたかもしれなかった為 今回のフィールドワークで取り除けて良かった
初めて日本に導入され 放流された一碧湖では 在来のタナゴが姿を消したり 全国でバス釣りブームの際にバスの釣り餌として販売された事もあった(外来生物法が施行される前の話である)

棘条
6cm程の小さな個体だが この時点で棘条がめっちゃ固く 超痛かった

ブルーギルについて軽く解説をば

北アメリカ原産 特定外来生物 ブルーギル
元は食用として持ち込まれたが 繁殖可能になるのに2年かかる事から養殖は断念
一碧湖に放たれた際には 在来のタナゴが姿を消し 更にバス釣りブームの際に バスの釣り餌として販売された(今やったら逮捕案件である)
所が餌用に持ち込まれた個体が野外に放たれたり 釣り針から逃げた事で各地で大繁殖
繁殖力も凄まじく メスは1度の産卵で10000~62000粒もの卵を産み オスが卵を守る
オスは繁殖期になると「ネスト」と呼ばれる すり鉢状の巣を作り そこにメスを呼び込み産卵させる
そして孵化するまでの間 オスは卵が孵化するまで面倒を見る(流石に腹は空く様で釣り餌を目の前に落とすと簡単に釣れる 因みにオスが居なくなったネストに残された卵は他の生物の餌食となる いい事なんだけどね)
在来の魚や水生昆虫 両生類 トンボ等の昆虫類 果ては水草まで何でも食べてしまう事から2005年 外来生物法施行に伴い 第1次指定で特定外来生物に指定された

絶望の集計タイム
条件付き特定外来生物
アメリカザリガニ 111匹
特定外来生物
ブルーギル 1匹
ラージマウスバス 1匹
ウシガエルのオタマジャクシ 1匹
要注意外来生物
カラドジョウ 2匹
外来生物(?)
ミュータント(?)ドジョウ 1匹
ブルーギルを捕獲した辺りですんごいテンション下がった
何でいんだよって気持ちよりも 出て欲しくなかったという気持ちが大きい
それだけに留まらず カラドジョウとマドジョウのハイブリット(?)も出てしまった事にショックを隠せない

前回と前々回の集計
条件付き特定外来生物 アメリカザリガニ 148匹(累計)
要注意外来生物 カラドジョウ 7匹
大きな個体よりも小さな個体が目立った前回
この時も水はクリアだった
カラドジョウの稚魚
コイツらは餌にした

おーちゃんねるで小さいザリガニは捕まる場所がないと死ぬと言っていたのでザルを入れてある
コレがあるのと無いのとでは生存率がマジで変わってくる