前日
「自分が不安や悩み 心配事をノートに書き綴ろう…相談する時になって忘れたら嫌だし…」
そうして書き始めた訳だが
「これは不安…と言うよりは悩みか…必要な心配と要らぬ心配…やっぱり私は信用されていないのではないか…大人になりきれてないのではないか…」
書いている内に感情が昂り…
「神様本当にゴメンなさい!私はイラナイ!イラナイ!イラナi(ry 私はあの頃のままだ!健全なお付き合いをしたいだけなのに!どうして…」

すぐ頭を冷やして
 「次に嫉妬深い理由は…過去のトラウマが原因?その他要因もあるのか?分からないな 自傷行為に走るかもしれない…男に生まれたくて生まれた訳じゃない!!!っと…まだ何かあった気がするけど思い出したらでいいよね…?」

翌日
「どうかしましたか?」
「栞子さんコレ 自分の抱える不安や悩み 心配事を記したノートになります…字が汚ねぇのはすみません…」
「大丈夫ですよ」
「…成程」
「そのノートにはそういう不安な感情の他に 今必要な心配と要らぬ心配 後は自分で考え付く限りの解決策的な物が記されています」
「良く書いてありますね…それでまずは感情を抑え込めないという点についてですが これは私達に相談してください」
「はい」
「次に要らぬ心配についてですが彼女さんに対する心配事から派生した感じですか?」
「最初はストーカー男から守るという感じだった所にいつの間にか尾ヒレが付いて 気が付いたら余計な事まで心配していたって感じですね…」
「成程 自傷行為はしてるんですか?」
「一昨日と昨日の夜に先の尖ったピンセットでガリガリ左腕を引っ掻きました」
「どうしてです?」
「交換日記の話になっちゃいますけど 彼女さんから一緒に作業する機会が減るかもって書かれてて それからデートの時もやたらその話題を持ち出すもんだから悲しくなって来て…ノートを書いてる最中も暇な時にガリガリ引っ掻いて傷を増やしてました…」
「まだカッターナイフまではシフトしてないんですね…」
「そうですね その証拠にホラ 引っ掻いた後があるでしょ?」
「まだ少し残ってますね 所でこの取られるかもと言う面についてですが 仮にその対象2人がいないと仮定してどうなりますか?それが分かれば環境の面で気になってしまっているという事になりますので」
「うーん…ちょっと想像してみますね」
「どうぞ…」
「落ち着きますね」
「落ち着きますか やはり環境ですか 所でイヤホンはしてるんですか?」
「最近はしてないですね どうしても眠くなり過ぎたりしたら聴くくらいですかね 後は周りがうるさかったりしたらする感じですね 見たくないし聞きたくもない現実からシャットアウトという場面は最近無いですね」
「成程 手放せないですか?」
「なきゃないで不安な場面から目を背けられないじゃないですか 彼女が他の男と話して楽しそうにしてるのを見たくもないし聞きたくもない」
「それでこの信用されてないというのは?」
「栞子さん 金曜日私は嫉妬で変な事を言ったんじゃないって説明したのに嫉妬じゃないのかって信じてくれなかったじゃないですか それで信用されてないんだなって…そりゃ私は確かに嫉妬心が強くて口も滑り易いし知らない間に自分の発言で相手を傷つけてるんじゃないかって思う時もありますよ だから金曜日は帰宅して間もなく「何してんだろ…」とか「彼女さんをより不幸にしてるんじゃないか」とか○ぬ程後悔して悪い事しか考えられなくなって それが肩にズオーン…とのしかかって来て…でも交換日記には「またお昼食べよう」って書いてあったし 土曜日も普通に接してくれたしからかい合えたのでかなり救われましたよ?完全に嫌われたのであれば「一緒に食べよう」何て書かないですよ 私なら書かないと思います…」
「土曜日は遊べたのですね 良かったです そうですか…私の一言が尾を引いてしまったのですね」

お昼
「おはよう」
「おはよう」
「雨でチョコレート買えなかったよ ごめん…」
「大丈夫だよ」
話はコアラのマーチの話題へ
「私もあの後 更に2つ買ったんだよ それで彼女さんの名前と私の名前のヤツ出るかなって開けたけど3連敗(過去の4連敗も含め7連敗)近いのはあったんだけどことごとく違うんだよね…」
「私も結局 自分のとひとりさんの探したけど無くてね 代わりに後輩くんのはあったよ」
「それは私も出たよ 後スーザンとか出なかった?」
「んー出なかったよ」
「私の時 スーザンだけ2つも出てきたからね💧‬後はトムとか」
「トム…」
「外人の名前だったら一目で違うって分かるけど 日本語名は難しいよね」
「もう出なかったりしてね…」
「それはそれで嫌だな💧‬それよりも謎のやつ出てきたよ」
「謎のやつ?」
「コレ「かれ」って書かれたコアラが出てきたんだよ」
「ホントだ」
「こういう苗字か名前の人がいるのかなって調べたんだけど苗字はヒットしなかったの 名前の方は「かれん」とかはあるけど「かれ」は無かったよ」
「そうなんだね」

気まずい空気なので
「アレ?もしかして私が怒ってるって思ってる?」
「大丈夫だよ」
「交換日記読んだけど自分がまいた種だし 私に怒る権利なんか無いよ…読んで書いた後で小さいノートに書き綴ってそれを栞子さんにも見せたよ お見送りだけど雨だから交換日記帰りに渡すね」
「うん」

でもやっぱり
「ゴメン やっぱお見送りに行くよ(無理 メンタルが持たない…)」
「大丈夫だよ」
「違うの 昼に殆ど話せなかったから気持ちが落ち着かなくて…」

お見送り
「急に予定変更しちゃってゴメンね」
「大丈夫だよ」
「少しの間でいいからお話したいなって あっ彼女さん 交換日記」
「ちょっと待ってね…」
「大丈夫だよ」
「お待たせ」
「交換日記の事だけど本当に怒ってないから安心して むしろそれがあったからキャンパスノートに書こうって思えた訳だから…」
「そうなの?」
「それで書いたやつ栞子さんにも見せたし 多分…と言うか間違いなく増えるだろうし」
「うん」
「でもストーカー男が来たらぶっ飛ばしますよ グーパンで!」
「めっちゃ痛そうなんだけど…」
「まあさすがに交番あるからやらないけどね…おっバスが来たよ」
「また明日ね ひとりさん」
「また明日!」