食べて美味かった 不味かった外来生物

美味かった部門
ウシガエル
当ブログでもザリガニと同様レギュラーの立ち位置にいる特定外来生物
貪欲な性質であらゆる物を食べてしまう
特定外来生物である為 現地で殺してからお持ち帰りする必要がある

下拵え
皮を剥く場合は殺す際に切った脊椎から皮を靴下を脱がす要領で剥く事が出来る

調理法
剥き身にしたウシガエルは可食部(足)と不可食部に選り分け 唐揚げ ソテー等油を足す調理法が見た目はあれだが味は絶品

スモールマウスバス(ブラックバス コクチバス)
主に川など流れのある場所を好む
侵略的外来種ワースト100にも数えられている生物で在来の川魚をバクバク食べてしまう
そのため 日本では特定外来生物に指定されている
下拵えはまず滑りを取り除く所から始まるのだが コレが尋常ではないレベルでぬるま湯かけても酢をかけて固めても次から次へと滑りが出て来て 持とうにも滑ってしまい 持ち上げるのも一苦労
更に骨もめっちゃ硬く 包丁も滑って歯が立たない為 ノコギリを使って漸く切れるほどの硬さを誇る
川に関しては淡水魚という事で臭そうなので剥がした
捌き終わった身は元の大きさからほぼ半分位しか残ってなかったが全てフライにし平らげた
味は淡水魚の癖に海水魚で言う所の鯛の様な味と触感が良かったが水分を飛ばす為にしっかり揚げないと水っぽい部分もある

アメリカザリガニ
実は食べた事があった外来生物
割とどこにでも居る為捕獲自体は簡単だが 食べようと思うと1人分当たり30匹は集めないと食べ出が得られない程身がない
下拵えはまず尾羽の真ん中を捻って背ワタを取り除き 沸騰した熱々の湯の中へ沈めて茹でる(茹で時間は10分だが 寄生虫などが心配な場合は追加で電子レンジで10分加熱するのも良い)
その後粗熱を取り 尾部の身を取り出して食べる
味は不味くは無いが食べ出がなく 大きさもカップスターやカップヌードルのエビくらいの大きさしかないせいで苦労に釣り合わない所が難点

ミドリガメ
骨格標本を作る際の除肉で勿体無いからということで食べた事があるがこれが結構美味だった
実際に調理しようと思うと結構難しく 下拵えは1度茹でて仲間で火を通す必要があったり 皮を剥いたりする必要があるなど手間がかかる
その代わり味は美味い

不味かった部門
セイタカアワダチソウ
去年の暮れに職場に生えていた外来生物
最大で4mにもなる植物で日本では要注意外来生物(生態系被害防止外来種)に指定されている
花粉症の原因だと思われていたが実際にそんな事は無い
アレロパシーという物質を持っており コレは他の植物の成長を阻害する毒素が含まれているのだが どういう訳か同族にもアレロパシーが効いてしまう
しかも日本在来種であるススキがこのアレロパシーに対して耐性を獲得し 最初は優勢だったセイタカアワダチソウも最終的にはススキに負ける

下拵えは特に必要ないが野草という事で虫などが居る可能性があるため水洗いをしておく

この時の調理は油で揚げるという物で 過去にYouTubeでクソマズ判定を受けていた為どんな物かと興味をそそられたがコレが間違いだった
油で揚げると花が焦げた様な茶色に変化し食欲がそそられ無かった
葉も同様に油で揚げて 匂いを嗅ぐと春菊の様なかぐわしい香りが漂った
匂い「だけ」は好印象
味については 葉はそれなりに美味しく 多少エグ味はあったがそれ程気になる物ではなかった他 ほんのり春菊が顔を出した
葉を触った感触は猫の舌の様にザラザラだった
花の方も匂い「だけ」は春菊 味も最初は春菊で 油で揚げたの正解だと思った矢先にエグ味が口の中で爆発し それが2時間も続いた為二度と食べたくない食材部門第一位になった
これはもしかしたら…でもやらない やらないよ?
1度茹でてアクを取って フライにしたら美味しくなる…かも知れない

今回はここまでにします

読んで頂きありがとうございます、

それではまた次回