アークナイツ(アニメ版)の感想を綴る

アメーバブログを閲覧しているレジスタンス諸君
ヒッッッットリボッチだァ!
突然だがお前ら「アークナイツ」って知ってるか?
TVCMでも制作陣の熱量が伝わるアプリだな
配信元は「YOSTAR」でこれ以外にブルーアーカイブ等も手掛けている大手だ
さて 今回のアークナイツだが ブルアカの様な明るい世界線ではなく「源石」という特殊な鉱石により恩恵と疫病がまん延する世界線で 救いはほぼ無い

アークナイツは現在も配信中のスマホアプリで 2022年10月7日から放送が開始され 第2期と合わせて16話が放送された(各シーズン 8話ずつ)
CMでもアニメーションによる演出が多かった本作のアニメ化という事で少し期待してみたんだが暗く鬱なストーリーだが素晴らしい!
声優の演技力も去ることながら上手い事「感染者」と「非感染者」との溝がしっかりと分かる作品だった
主に「感染者」同士の戦いがメインだが そこでそれぞれのキャラの掘り下げがきちんとなされており 圧倒的な力の差を見せられながらも1歩も引かない勇姿に常に胸が高鳴っていた
第1期は始まりという事でOPはReonaが担当 第2期はMyth&ROIDが担当を務めた

第1期の感想はそうだな キャラの描写に目が行きがちだが それ以上に背景の描き込みが丁寧で 遠近法も狂ってなかった
物語序盤でチェルノボーグで「ドクター」と呼ばれる人物を救出し後は脱出するだけの所へラスボス級の能力を持つタルラが登場した時は軽く絶望したが それ以上に天災が降り注いだ際にはタルラは何と自分だけを守り 仲間は見殺しという指揮官にあるまじき行為を平然と行なうシーンとか「コイツら仲間意識とかないんだなぁ」と強く思わせた
物語中盤でロンメンにて「ミーシャ」という鉱石病(オリパシー)に感染した少女を保護し当局へ引渡す予定がW率いるレユニオンに奪われ あろう事か最悪の敵に身柄が渡ってしまう
敵の名はスカルシュレッダー 後に判明するのだが実はミーシャの幼なじみの男であった
彼も非感染者を心の底から憎んでいて 自分達を差別する非感染者を抹殺しようというレユニオンの姿勢に賛同していた
それはおかしいと反論するミーシャだが 彼に促されるままグレネードランチャーの射撃訓練を開始(中身はアーツの弾)
その後ミーシャ奪還の為 ロンメンとロドス レユニオンの全面対決が勃発
しかし敵の数は凄まじく 押され気味だったがどうにか数を減らし 後一歩の所でスカルシュレッダーがドクターの前に現れ道連れにしようとする
ところがドクターを守る使命に駆られていたアーミヤが自身のアーツでスカルシュレッダーを撃ち抜き殺害してしまったのだ
周りの空気が一瞬にして凍りつき これに動揺したアーミヤは半泣きになりながら必死に周りに「違うんです...」と弁明するがドクターも状況が状況だけに「アーミヤ...」としか言えなかった

その後ミーシャはアーミヤとの無線のやり取りでレユニオン側につく事を決めてしまう
そして本当に最後の決戦でアーミヤVSミーシャと言う縮図となってしまう
結局アーミヤは良心の呵責から敵に寝返ったとは言えミーシャを撃つ事が出来ず 代わりに他のメンバーがミーシャを屠った

第2期はまあ一言で言うならフロストノヴァには生きていて欲しかったという事だな
本格的にレユニオンとの戦いが始まるとそう予感させる内容だったし タルラと同等の力を持つフロストノヴァが最大の強敵として立ちはだかったり謎の黒傘部隊がスノーデビル小隊含むレユニオンを次から次に殺害したり チェンとタルラの関係性の伏線など 山盛りだったのだがどうも続編は無さそうな感じで終わったんだよな...
おいふざけんなよ!百歩譲ってフロストノヴァがアーツの使い過ぎで寿命が縮まって死亡するのは良いとして アレだけ張られた伏線放置で打ち切りか!そんなのってアリかよ!どうなってんだよ制作陣!ネットで調べても出て来なかったぞ!何つーか最初は良かったのに後半からドンドン雑にレユニオンを潰してた印象しか無かった そりゃネットの評価も散々な物になるよな
しかし光る所もあり フロストノヴァとの最終戦では自身の命があと僅かである事を認識した上で決着を着ける様 ロドスに懇願する
自分が負けたらロドスの仲間になるという約束の元最後の戦いが始まり 最初はロドス優勢だったが フロストノヴァが本気を出した途端形勢逆転 極限までアーツを使い 最後はそのエネルギーもなくなりその場に崩れるフロストノヴァ
ドクターはアーミヤ達を先に行かせて フロストノヴァとの最後の対話を始めた...


フロストノヴァ(スノーデビル)
11歳の時にレユニオンに拾われた
氷雪系のアーツを得意としており その後力はタルラに匹敵する
体温が非常に低く 普通に触れるだけで凍傷になるほど
常にいくつかキャンディを携帯しており 自分を慕う部下たちをからかう為に与えていたが 最近は引っかかる奴もいなくなったとのこと
ちなみに激辛
本編でも激辛キャンディを舐めないと冷えて仕方ないという旨の発言をしていた
他のレユニオンの指揮官と比べ 話が通じるタイプで落盤事故で地下に落ちてドクターと2人きりになった際には一時休戦を承諾し 例の激辛キャンディを与えてからかったりした
救助されてからは酒を飲み交わす約束をしながらも「次に会う時は敵」と言い残してその場を後にした
部下達からの信頼は厚く「姉さん」と呼ばれていた
また義理堅い性格で 最終戦で敗北した際は潔く仲間になる事を承諾したがその場でアーツ使用過多で死亡してしまう
最期はドクターにおんぶされる形で地上へ帰還し 最後の最後で「仲間」として迎え入れられた(この時ドクターはロンメンの門番に止められていたが「どいてくれ 仲間が1人死んだんだ」と言う発言をした事からも正式に仲間入りした事が分かる)

1連のシーン
介抱されるフロストノヴァ
アーツ使用過多により 力を失い ようやく普通に接する事が出来る状態となった
そしてドクターと最期の会話をし 互いに手を取り合い生まれて初めて人の温もりを感じながら
息絶える...
この1連のシーンだけで涙が出そうだ...

以上
という事で今回の感想は以上だ
褒められる所もあるのだが褒められない箇所もあったな
それを抜きにしても比較的面白い作品なのでオススメだぞ
来年1月5日からテレ東で再放送もする様なのでチェックしてみようと思う
U-NEXT等でも配信している様なので興味があればぜひとも見て欲しい

それでは諸君 サラバだ