メイドインアビス 深き魂の黎明を観たので感想を書いてみる…

昨日はBS11で「メイドインアビス 深き魂の黎明」が放映されたので観て見る事にし 感想を書いてみると言うだけのブログ

一応アニメ本編も全部視聴した上で観たので何だこれということは無かった

メイドインアビスと言えばつくしあきひと先生の漫画が原作となり キャラクターも子供向けな感じに描かれているのが特徴
内容は主人公のリコが母親の物と思われる手紙を見つけて 「アビス」の最下層を目指すというのが大まかな内容
リコ自身もアニメ第一話目でベニクチナワに追われてピンチに陥った所へ 突然のカノン砲により事なきを得てと言う割とハードな始まり方をし そこで出会った謎の少年 「レグ」と共に「アビス」の最下層を目指す事になる

ただ「アビス」には「原生生物」と言う生物が多数生息しており 彼らの冒険も決して楽しい事ばかりではなく ナキカバネやタマウガチと言った危険な「原生生物」とも戦いながら 時にアビスに暮らす人々と触れ合い(1部例外あり)ながら 時に死ぬ程の苦痛を味わい 時に不味い飯を食べたり 時に涙し 時に大切な誰かを失ったりしたりとその旅路は過酷を極める
また 「アビスの呪い」という物もしており 言ってしまえば上昇負荷だが下層へ行けば行くほど 深刻となり 第1層では頭痛や眩暈 吐き気と言った程度で済むが 層が進む毎に重たい症状となり 第4層 巨人の盃で タマウガチに襲われ リコがタマウガチの毒に侵され 撤退の為にレグがリコを抱えて上へ逃げたが この時リコに「アビスの呪い」が発動し 目や口 穴という穴からの出血と言う重たい症状に陥った(かなり丁寧に描かれているので辛くなる)
子供向けのイラストだからかゴア描写はトラウマレベルで 声優の演技力も加わりかなり絶望的なシチュエーションだと言える

そんな「メイドインアビス 深き魂の黎明」はリコにがナナチと言う成れ果ての子供に助けられ キズも治してもらったりした後の物語となる
この間に色々(レグがナナチの親友だった成れ果てのミーティを火葬砲で消し飛ばしたり)あったが映画の感想なので割愛

内容はリコ レグ ナナチの3人が深界 第6層へラストダイブを完了するまでのルートが描かれている

物語序盤で出会った仮面の人物
彼らはゲス外道でお馴染みの「黎明卿 ボンドルド」が精神隷属機「ゾアホリック」(特級遺物)で精神を分けて生み出された存在 通称 祈手(アンブラハンズ)
ここで遭遇した彼は「ギャリケー」と言い 子供を取って食いそうな外見とは裏腹に良心的な性格で クオンガタリの巣窟と化した不屈の花園を火炎放射器で焼き払った人物
劇中では花園を焼き払った際にその炎に巻き込まれたかと思われたが生還している

プルシュカ
ボンドルドのいる前線基地(イドフロント)内で暮らす少女
ボンドルドの事を「パパ」と呼び慕っているが実は…
尚「チ○チ○」というワードをリコから聞いた時に何の恥ずかしげもなく「チ○チ○って?」と質問をしている
そしてリコが描いたイラストを見て「パパ棒かぁ!」と納得していた(ちっさかったのかな?)
その後ゲス外道により 解体され 「カートリッジ」に詰め込まれてしまった
「プルシュカが溢れちゃう!」と言うエグいワードがリコから飛び出した時に精神的なダメージを受けた

ボンドルド
「新しき黎明卿」の別称を持つ白笛
優しい性格で 「おやおや」と「素晴らしい」が口癖なのかよく口にしている
基本的には敬語で ナナチに対しても「愛です 愛ですよ ナナチ」と語りかけている
常に鉄仮面をつけており 全身フル装備で 武器を仕込んでいる
アビスの謎を幾つも解明した功績が多く 功労者の様に思えるが 実際はそれ以外の事に無頓着で 実験の為ならどんな犠牲も厭わず アニメ本編のナナチの回想では「片方に呪いを押し付けられる」容器にミーティともども入れられ 上昇負荷の実験をし 人間性の喪失とはどの様な物か調べたり(ナナチは成功例だと言っていた) 精神を共有している祈手にレグの右腕を切り取らせたり 戦いでも悔しがる所かリコ レグ ナナチの連携を見て「何と素晴らしい」と感動している程
また追い詰められても「素晴らしい」としか言わず 自身が5層と6層の間で上昇負荷を掛けられ 首の肉がどえらい事になっても尚「素晴らしい」と言い続け プルシュカを守っていた護衛が鉄仮面を付けるとその体を依代にし復活を遂げてしまう
因みにボンドルド本人は既に白笛の材料である「命を響く石 ユアワース」となりこの世には「存在していない」
つまり「ボンドルド」という人物は既に死んでおり 精神隷属機により 複製された自身のコピーが独り歩きしている状態である
一応上昇負荷を抑える為の「カートリッジ」を作り出し 上昇負荷を抑える事にも成功しているが その製造方法もグロい
材料になるのは身寄りのない子供で保護という名目で自身の居である「前線基地 イドフロント」に子供達を連れ込み 不必要な部分を徹底的に生きたまま取り除き 上昇負荷の肩代わりをする「カートリッジ」を作り出す
コレによりプルシュカも「カートリッジ」に詰め込まれてしまい 死ぬ迄(溢れ出るまで)ボンドルドの上昇負荷を抑えるための材料にされてしまう
カートリッジの排出方法は背中の背負子の扉が開き そこから自動的に排出するという物

前置きと解説が長くなりすぎたのでそろそろ本題
感想
過激な表現があるのは覚悟の上で視聴し 「アビス」と言う未知の世界の世界観を損ねず 緻密に描かれた過酷な環境と「原生生物」ハマシラマ(解体シーンもグロいがまだ耐えられる) プルシュカが最初はどんな子供だったのかという回想 一見狂っているように見えて キチンと子供たちの目標や名前をキチンと覚えているボンドルドの描写  でも娘すら材料にする科学者のクズと言うチグハグさも独特のキャラ像を生み出すことに成功している
それ故にクズキャラなのに人気者でねんどろいど化も果たしている

今回はここまでにします

読んでいただきありがとうございます

それではまた次回