知らなかったでは済まされない!? 特定外来生物に世界②

今回は特定外来生物の世界第2弾です
(画像はほぼWikipediaから引用)
アライグマ
「アライグマ ラスカル」ブームで日本にやってきた生物
小さな時は大人しく可愛らしいのだが 生後4ヶ月で凶暴化し 手に負えなくなったり 逃げ出したりした個体が 全国で大繁殖
食性は雑食性で 昆虫や果実 甲殻類 動物の死骸や人間の食べ残しなど幅広く農業への被害も計り知れない程
また 人間にも恐れを見せず 攻撃する程の凶暴さを見せつける上 罠を仕掛けても 1匹がそれに掛かったら他のはそれを覚えてしまい 掛からなくなる程利口で 全世界でも猛威を奮っている
タヌキと間違われる事もあり タヌキだと思ったらアライグマだったと言うケースもしばしば
見分け方は尻尾で タヌキには縞模様はなく髭も白くは無い

ヌートリア
日本へは毛皮や肉目的でやって来たオーストラリア原産の生物
その見た目は少し小柄なカピバラで 長い2本の歯が特徴
凶暴な側面があり 見た目以上に力が強く 罠にかかった際にも自慢の長い歯で脱走しようとする
罠に掛かる事からそれ程利口ではないが 関西の方では所々で確認されているため 詳しい数は不明な
また 護岸を掘って 巣穴を作る為 護岸が崩れやすくなり 大雨や台風が来た時に崩れる恐れも!
繁殖力が非常に高い上 日本には天敵となるワニが存在しない為 昼間でも動き回っている

ジャワマングース(フィリマングース)
沖縄県にはハブ駆除の目的で持ち込まれたのが始まり
実際にはハブの駆除は全く行わず代わりに 沖縄県固有の生物に大打撃を与えた
主な被害は アマミノクロウサギ等の小型の固有種の捕食や農業被害
最終的に3万匹にまで膨れ上がったが 住民達の駆除の甲斐もあって 1部では完全に根絶やした地域もあり 今では 50頭ほどまで減ったとか

タイワンスジオ
台湾からやってきた無毒の蛇で 沖縄県固有の両生類や爬虫類を捕食する
また アカマダラ等の競合などもあるとして特定外来生物に指定されている

ヒアリ
英名は「レッドファイヤーアント」
元々の原産地は南米
東京は 大井ふ頭で繁殖しているかもしれないと懸念されている小さなアリ
アルカロイド系の毒を持ち 人を刺す事もあるのだが 刺されても毒の量が少ない為 死に至ることはなく 刺された箇所が少し腫れ上がったり 痒くなる程度だが 体質によってはアナフィラキシーで死亡する事もあるので油断は禁物
名前の由来は 刺された際の痛みが火で炙られたかの様な痛みを伴う事から

アカカミアリ
沖縄県の 硫黄島 伊江島レーダー基地 等に定着しているアリ
アメリカ軍の物資に紛れてやってきたと思われる
相手に噛み付き毒針を刺してくる他 その地域の昆虫や爬虫類を捕食し 根絶やしにする
また 長野県でもこのアカカミアリが確認されたが その後 発見には至っていない為 絶滅したか

グリーンアノール
別名 アメリカカメレオン
オスは画像の様に喉がピンク色に色付く 美しいトカゲだが 沖縄県では在来のオキナワシジミ等の昆虫を捕食したりする為特定外来生物に指定されている
コチラもアカカミアリ同様に アメリカ軍の物資に紛れてやってきたと思われる

セアカゴケグモ
ヨーロッパからやって来た貨物の中に紛れてやってきた
蜘蛛の巣らしい巣は張らず 荒く組まれた雑な巣を作る
主に巣を作るのは 植え込みやU字溝の内部 墓石の裏側等
毒性はある物の カバキコマチグモ程ではなく 死亡例もないが 発熱などの症状が出ることもある

クビアカツヤカミキリ
赤い首が特徴的なカミキリムシ
桜の木を食害し 枯死させる為 特定外来生物に指定されている
また 10匹捕獲出来たら500円という方針を立てて 積極的な駆除活動も行われていた

アルゼンチンアリ
地球の裏側 アルゼンチンからやって来た最悪の生物
彼らは特定の巣を持たず 放浪するタイプのアリで 他のアリの住処を奪ったり 人間の家に上がり込み不快な思いをさせたり またテントウムシの主食であるアブラムシ(アリマキ)を 守ったりするため 忌み嫌われている

ハイイロゴケグモ
セアカゴケグモ同様 有毒のクモ
蜘蛛の巣らしい巣を張り 獲物を待ち構える
毒はあるが それ程強くない

アリゲーターガー
最大体長 3mにもなる ガーパイクの仲間
1億年前からその姿を変えていない古代魚で 餌の制限をしても 1mになり 飼育可能だった時はかなりの覚悟が必要
性格は大人しく 餌は大きさに合わせて 色んな物を与えるのが良いとか
こいつのせいで他のガーパイクもとばっちりを受けた(おい)

オオヒキガエル
南米から沖縄にやって来た外来生物
サトウキビ畑の害虫駆除を目的に導入されたが 違う所の生物を食べ出した上 毒性も強い為 扱いには注意が必要
また イリオモテヤマネコ等がこの生物を食べてしまうと 毒に侵され死んでしまう
卵も有毒で 在来のオタマジャクシがこれを食べてしまうと 有毒死してしまう

アメリカナマズ(チャネルキャットフィッシュ)
北アメリカ原産 特定外来生物
戦後の食糧難に持ち込まれたのが始まり
養殖場もあり 味も中々良かったとか
だが 台風が直撃した事により 養殖場が破壊され そこから逃げ出した個体が 利根川水系 霞ヶ浦で大繁殖
モツゴやモロコ アユ オイカワ 淡水エビ カニ等の生物の捕食(ブラックバスやブルーギルも含む)
そう言った要因が懸念され 特定外来生物に指定された

今回はここまでにします

読んでいただきありがとうございます

それではまた次回