赤ちゃんの名前を決める。





今までの人生、こんなに重い悩みがあっただろうかというくらいずっしりとくる悩み。



最初に贈るプレゼントは命と名前。

そして今回に限り抗体も。









性別がわかる前から

いや、妊娠がわかった瞬間から

いやいや、妊娠する前から

いやいやいや、結婚する前から




子どもを授かったらどんな名前が良いか

幾度となく話してきた。


もうそれは何度も何度も。

もちろんその時は夢物語気分で現実味も無くて

ただただ自分たちの価値観を照らし合わせるみたいに名前を考えてきた。






でも実際に、ここに命があると。

いま名前をつけてもらおうとしてる命がまさにこの中に宿っていて


親としての最初の責任でもあるような

そんなものがのっかってきたら





名前なんて安易に浮かばないものなんだなと

初めて知った。


いや〜浮かばないのよ。思いつかない。






かと思えば、バンバン出てくるのに

これ!というものに出会えなかったり



片方は、最高傑作の名前が閃いたと思っても

もう片方にとっては全く響かないものだったり

そんなことばかり繰り返してるうちに


どんどんお腹は大きくなってきて。

そろそろ名前でちゃんと呼んであげたい頃。








込めたい願いは溢れるほど出てくる。


愛される子になってほしいし、

とにかく生涯元気でいてほしいし

優しい子にもなってほしいし、

夢に煌めく毎日だって送って欲しい。




いまはとにかく「健康で産まれてきてくれれば」それだけを願い続けてるけど


いざ産まれてきてくれたらきっと

願いなんて尽きないんだろうな。









という日々を繰り返し続け

わたしたちの「名前会議」は幾度となく開催された。



お夕飯のときも、寝る前も、車の中も。


信号待ちでも、病院の待合室でも、レジのお会計待ちでも。




街中で子どもを呼ぶ親の声が聞こえたら

一体どんな名前の子なんだろうとそこばかりに集中してしまうし


お店の看板からですら素敵な名前が見つからないか

はたまたアニメや映画に登場してきやしないか

常に頭の中は名前探していっぱいの毎日が繰り返される。







名前の辞書には付箋が増えていくし

たまひよのランキングページは見過ぎて10位くらいまでは覚えちゃったくらい。






わたしは、特に文章とか言葉とか漢字が好きだから


古文や、歴史、漢字の成り立ちの本や

西洋絵画、西洋文学、洋書、

そんなところからもヒントになりそうな言葉を探し続けた。


おかげで知識が増えてしまったよ。













という時間を今日も繰り返すんだろうなというときに稲妻は走る。




わたしの「◯◯は?」に対して


優の「いいね、じゃあ◯◯は?」。





  


これがもう、わたしたちにとっての稲妻だった。



いままで、溢れる沢山の言葉の中から

どれか2人でつかみたいと思うものがないか手探りしてるような状態だったのに



ふと一個だけ目の前に降ってきたみたいに。

それが捕まえようとしなくても掌の中にぴたっと収まったみたいに。









その時、一緒に漢字も降ってきた。



わたしがもし漢字をつけるとしたら

この成り立ちは素敵だなと思っていた漢字が、


そんな意味があるならぜひ贈りたいなと思った漢字がね。









そうしたら、なんとね。




今までいいかもって思ってきた名前は

なんとなく苗字と合わせると韻が悪かったり


姓名判断が大凶だったり


親族に同じ漢字の人がいたり


何だか1ついつもうーんとなるものがついてきていたんだけど、






この名前だけは

ただのひとつも何もついてこなかった。


姓名判断は大吉。

三角バランスもはなまる。

韻も、漢字も何もかもが良かった。






第一候補はこれだ。


2人ともそう思った。

まだ時間はあるからいくらでも変えられるし

これからもその日まで悩んでいくけれど


一つ、贈りたい名前に出会えた日でした。ほっこり








それで優が


「本人に聞いてみないとわからない!」と。

そりゃそうだ。聞いてみようと。



だけどその時はお昼。

なかなかお昼に胎動を感じることは少なくて

そのときもしっかり静かだったし、

優は中々胎動を感じるタイミングを逃しがちなので

何回も聞いてみるしかないね!と言いつつ




 


試しに、優がわたしのお腹に手を置きながら

お腹に口を近づけてその名前を呼んでみた。




わたしはこういうのドラマで見たことある!

と思って微笑ましいそんな光景を見ながら

ふふふと私らしくないくらい静かに笑おうとしたところで








ポコンッッッ!!!!!





と、呼びかけに2秒とたたない早さで蹴られた。




優も、わたしも顔を見合わせるより早く

「え!?!?」が出た。




待って?いま、蹴った!?!?!?!?





宿しているわたし本人はおろか、

外から触った優ですらハッキリ感じるほどに

それはそれは強く。


そして優曰く、今まで感じた胎動のなによりも力強く。








初めて胎動がわかったときの優は泣いてたけど

この時も「泣きそう」と言う前に泣いていた。



かわいいかわいいと言って

何度も名前を呼んで泣いていた。


まだ見えないけど、会えていないけど、

たしかに聞こえたのかもしれない。


その名前がいい!という返事だったのかもしれない。









優はしばらくウルウルし続けてた。


泣いちゃうよね、こんなの。わかるよ。









まだもう少し時間はあるし、

言葉も音も漢字も無限にあるから

またこれもいいねなんてものが降ってくるのかもしれないし


もしかしたらもっともっと良いと思う名前に出会えて悩むこともあるのかもしれないけど   





この日のことは一生忘れないと思う。ほっこり







その名前は、高校生の時に2人で話した名前でも

妊娠して最初に思いついた名前でもないけれど

わたしたちの希望が全部詰まったもの。




実際のところ、本当にこの名前になるかは

出生届が受理される瞬間まで確定ではないけど


こうやって決めようとしてきた時間や想いは

全部残して、いつか伝えられたらなと思います。ほっこり








はじめて贈るプレゼントの一つである名前が

この子にとっても大切なものになりますように。




新米パパは今日も呼び続け

枯れることのない涙をウルウルさせ続けています。(笑)








 

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