叶萠
誕生日おめでとう


13歳という、子供時代の無垢な安寧から離れ、自律した個としての産声を上げようとする君へ


世の中には、ただ漫然と時を費やし、他者が敷いた軌道をなぞるだけの「生存」が溢れています。
肺に空気を送り込むだけの「呼吸」を、人は「生」とは呼ばない。自らの意志で手足を動かし、世界に働きかけ、その手応えを血肉としていく「行動」の集積こそが、真の意味で生きることである.

また、叶萠はこれから、社会が押し付ける「当たり前」や「多数派」という名の巨大な重圧に直面するでしょう。
多くの人が選ぶ道は、一見して平穏で正しいように思えるかもしれません。
しかし、群衆に埋没し、自らの感性を麻痺させることは、精神の隷属に他なりません。

もし叶萠が、周囲の喧騒に違和感を覚えたなら、迷わず「慣習の反対」を顧みてください。
それは単なる反抗ではなく、自らの内なる声に従うという気高い決断です。
凡庸な常識を疑い、孤独を恐れずに独自の道を選ぶとき、物事の本質は初めて貴方の前にその姿を現すでしょう。

これからの人生、不確かな荒波を漕ぎ出す貴方にとって、最も頼るべきは「行動する勇気」と「孤高を貫く理知」です。呼吸という本能に甘んじることなく、自らの魂が命ずるままに、未踏の地を切り拓いていってください。

その一歩一歩が、貴方だけの唯一無二の人生を形作るのだと信じています。





徹也