さあ、土曜日の夜も更けて来ました。
風は先ほどではありません。
静かな夜です。
見た目と実態が大きく違う、
ということは、どの場面でもあることです。
今ちょっとネットニュースを見ていたら、
ホームレスと言われる人が減っている、
という話しがありました。
ただ、これは見た目であって、
実態を示すことではありません。
減ったというのは、いわゆる路上生活者が減った、
ということで、決まった住む場所がない、
その意味では、ホームレスは増えているのですね。
ネットカフェなどを毎日住みかとして利用する人も、
ホームレスと言えるということで、
そういう人は実は非常に増えている、
というのが実態です。
よく街を歩いていて、旅行でもないのに、
大きなスーツケースを引きずっている人も、
そういう人である可能性があるということです。
でも、役所の調査対象にはならない。
見た目と実態が大きく食い違う訳です。
例えば、一人暮らしでも、
たまたま生活する場がひとりなのか、
それとも、本当に孤独なのか、
ここでも、見た目と実態とは違います。
周りに人がいても孤独ということもあります。
他にも、色々な例があるでしょう。
見た目だけで判断すると、
実態を掴めないことになる。
ただ、実態は非常に見えにくいし、
個人情報ということから立ち入れないこともある。
少なくとも、見た目や行政の調査などを鵜呑みにするだけでなく、
自分自身で判断できる力を身につける必要があると思います。
何事も、一度は疑ってみることです。
あとは、情報を重視したり、見識を広めることでしょうか。
毎日の生活は、そのためにあるような気がします。
この瞬間も、見えないところで、
困難を抱えている人がいるのでしょう。
自分自身も、どうなるか分かりません。
暖かい部屋で夜を過ごせるのは、
当たり前ではないのですね。
では、また後ほど。