坂本次郎風に剥ぎます♪剥ぎます♪
なんてことはさておいて、
今日はもれなく昨日の梅雨入り宣言通り?に雨!
我が社の塗り替え工事もはかどるはずが、
どうせなら!ってことで、
築35年!増築してから20年の建屋、正面鉄骨の塗装のために、
旧塗膜を剥いでみようと試みています。
この鉄骨は外部。
そして最後の塗装が今から10年前!
それにしてはきれいですね。
その訳は!!
下地処理なんですね!!
一般的には錆、退色などで塗り替えを行うんですが、
そこは本職!
いろんな試みをやっております。
雨がかからない外部の鉄骨状況は、
一部下地の鉄骨から剥げている部位もありますが、
基本的には錆はごく少量!
しかし、
いつも雨風にさらされている柱は?
色の退色はさすがにありますが、錆はほとんどみられません。
なぜ?
そこは錆止めのチョィスにあります!
もちろんサンダーなどの工具をつかい、
下地をきれいにしますが、
錆止めが普通のものとは違います。
ちょっとわかりにくんで工程別にスライドしてみます。
まずは、現状が上の写真。
そして剥離剤を塗布。
表面の塗膜が浮いているのがわかりますか?
そして剥ぎ取り!
下地がでてきまたね。
しかし、鉄骨って色はこげ茶じゃないの?
そうなんです!!
このシルバーが長期防錆の錆止め塗料なのです!
一回目の剥離剤塗布、剥ぎ取りの状況がこれ!
入隅に見えるこげ茶が鉄骨の素地!
そして使っている錆止め塗料が、
カーボライン社の『カーボマスチック15』!
変性エポキシ錆止め塗料なんですが、
この錆止め、浸透性変性エポキシ錆止塗料なんです!
それはなに?
はい!
厚膜型の錆にも浸透するすぐれもの!
我が社の実績は15年にもなります!
正直材料は高いですが・・・・・
今回はカーボライン社の塗り替え仕様にのっとり、
発錆部分は『カーボマスチック15』でタッチアップ!
そして上塗りを塗ります!
日本の錆止めの場合は下地処理を行って、
もう一度全面に錆止め塗料を塗る仕様しかありませんが、
この塗料はそれがありません。
基本的には一度『カーボマスチック15』を塗ったものに対しては、
その後の発錆部はタッチアップでOK!!
う~ん、何が違うの?
言われそうですね。
初期投資は少しお金がかかりますが、
メンテナンスする場合にコストが下がります!
なぜなら全体に錆止めを塗らなくてもいいから!!
塗装は値段の差が激しく、
鋼材ほどではありませんが、
塗料によっては数倍の開きがあります。
そんな中、すべて高性能な材料で施工を行えば
ものすごい金額になります。
ここで知恵を使い、
できるだけ低コストでいいものを!!
そのために我が社の事務所、アパート、そして私の自宅を含めて
いろんな実験を行っています。
裏付けがあってからこそのこの仕様!!
どうですか?
そして私の会社の事務所の改装工事は、
もれなく時間がかかりそうです・・・・・
ごめんね、職人さん!
注文が多くて・・・・・
さぁ今月末からは国内、海外の材料を、
同じ下地、条件で塗装をしたものの、
曝露試験を開始します。
それはなんのために?
はい!
世の中いろんな材料があり、
戦略によってはそこそこの材料が飛躍的にいいものとして捉えられています。
目にわかるように同じ場所で同じものに塗って
汚れ、耐候性を見てもらおうと!
これまた楽しみな実験です^^
ではまた!
乞うご期待!