母親が亡くなった時(5)の事を書き残しておこう《4日目・葬儀日~お葬式》 | 要のブログ【認知症の母親と猫と独身ひとり女の日々】

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両親の介護を一人で行い【テーマのはじめにを読むと分かりやすいです】母(2023年1月22日他界)は認知症(前頭惻頭型認知症+レビー小体型認知症のMIX)と老人性鬱病・昔メニエル病。父はアスベスト肺癌(2016年6月に他界)両親共に他界してしまい、私の人生模索中…

2023年1月22日 母親が亡くなりました。

先日の記事の続きです。

 

4日目(1/25(水) お葬式)

先日は出棺→火入のお話を書きました。

今日は、その後の葬儀の話をしたいと思います。

 

正午から始まり

もう外はめっちゃ雪。。。吹雪。。

さすがに三重県と名古屋の親戚も不安になってきた様子

あと茨城県から車で来てくれているご夫婦も

さらに心配。。。

頼む~。みんな帰れなくなるから

もう止んでくれ~。お願い!

 

 

ご近所の方々も来てくれた。

本当に申し訳ない。ありがとうございます。

 

淡々と式が進む。

滞りなく終わる。

あっけないな。

これで終わりか。。

 

早く連れて帰りたい。

お家でゆっくりさせてあげたい。

 

 

 

結局親戚の方々は、雪のせいで

そのまま帰ってしまった。

兄夫婦もお母さんを家に連れて帰ってきたら

すぐに帰った。

 

 

これから山のようにやる事がある。

 

とりあえず、母親には

「疲れたでしょ。とりあえずゆっくりしてて

 私、家の事やっちゃうね」

と言ってバタバタ。

私しかいないのだから、全部私がやるしかないのだ。

 

 

まず、猫はどちらかが吐いていたので

掃除して、ウ〇チとオシッコ取って

水換えて・・・

 

大雪の中、庭の錦鯉が亡くなっていないか確認

やばい!

池の方はなんとか大丈夫だけど

弱っているので1匹だけ大きなタライに入れてる方が

5㎝以上凍ってる!!

瀕死状態だ

分厚い氷を石で叩き割って

暖かいお湯を足す

どうする?これ、どうする??

作業している間もすぐに凍ってきている

メダカ鉢もだ。

メダカ鉢はまだ大きいから全て凍ることはないだろう

問題はこの1匹の弱い錦鯉。。

 

結局、保温シートグルグル巻きにして

ダンボールやら発泡スチロールやら

保温出来そうなものをグルグル巻いて

ホッカイロもペタペタ貼って

なんとかしのげた。

次の日には毛布をグルグル巻きにした。

凍らなくはなった。

私の手は感覚なくなり、真っ赤になっていて

冬のお地蔵様みたいに頭と方に雪が積もっていた

 

ふぅ~。。。

 

「お母さん、私も疲れました」

「お疲れ様。(笑)」

 

なんとなく、笑い声が聞こえたようだった

 

「もう!お父さんも、お母さんも手伝ってよ~」

 

二人共、私の姿を見て笑っている気がした

 

 

猫達(ニャンズ)にご飯をあげて

やっと一服。。。

 

位牌の前に座り、ボー・・・・

よほど疲れたのか、ぼー・・・・

 

長い一日だったね。

お母さんも疲れたでしょう。

大雪だわ、地震は来るわ

ワチャワチャ・・

結局親戚の人達誰も家に来れなかったから

今日は私とお母さんとお父さんと三人だね。

それから、猫のウメちゃんも会えたかな?

ゆっくりしよう。

 

 

でもね。

なんかね。

まだ実感がないのだよ。

 

 

骨壺ナデナデしながら

「ねぇ、本当に死んだの?」

 

何も答えてくれない。

 

「お母さ~ん。お~いお母さ~ん」

いつもならしつこく呼ぶと

「うるさいな(笑)」

って返してくれてた返事もない。

 

 

もしかしたら、病院に行ったら

今も口開いて気持ち良さそうに寝てるんじゃないか?

そんな事を思ったりする。

 

親戚や遠方から来てくれた方々も

無事に家に到着したようです。

良かった。本当に良かった。

(結構心配していた)

 

 

 

ぼぉーーーーーーー。。。

 

私の魂が抜けたみたいになってるじゃん。

 

泣くわけでもなく、

嬉しくも悲しくも楽しくも苦しくも無い

感情が『無』になっているようだ。

変な感覚。

 

 

とりあえず、酒飲んで寝るか。

明日はお母さんの好きな食べ物を

なんか買ってくるよ。。

 

ぼぉーーーーーーー。。。

ぼぉーーーーーーー。。。

 

 

ぼぉーーーーーーー。。。

 

 

 

大丈夫か?私。

 

 

ハッ!!!

 

 

くるみちゃん、笑わせてくれてありがとう。

きっと、お母さんが呼んだのね。

「声が聞こえるけど、姿見えないの。なんで?」

そんな顔してジッと私を見ている。

置物みたいじゃない(笑)

 

 

後ろから桃ちゃんが来て

尻尾で私の体をスリスリして通り過ぎる。

 

 

二人とも心配してくれて

寄り添ってくれているのね。

ありがとうね。

 

 

あ、ご飯?

す、すいません。。。すぐ作ります。。

 

ボーっとしなくてすみそうだ。

 

 

 

 

ねぇ、お母さん。

 

まだ亡くなったの認めてないからね。