(1) は41%、(2) は59%の人が選択
オリンピックで、失敗をした選手達に対して、 「戦犯」 というとんでもない表現まで使って非難している雑誌があったそうです。
オリンピックで、失敗をした選手達に対して、 「戦犯」 というとんでもない表現まで使って非難している雑誌があったそうです。
たくさんの部数を売り上げる有名な雑誌です。
つまり、多くの読者がそうした非難記事を求めているという事です。
それまでは心から応援していた筈なのに、一体どうしてなのか?
心理学者のマルクスが 「法学部学生の話者に対する総合評価」 という実験をしています。
法学部の学生に、法学部の学生と哲学部の学生のスピーチを聞かせ、評価を求めました。
すると、
同じ法学部の学生の 「いいスピーチ」には、哲学部の学生の 「いいスピーチ」 よりも高く評価
同じ法学部の学生の 「よくないスピーチ」 には、哲学部の学生の 「よくないスピーチ」 よりも低く評価
という結果が出たのです。
つまり、身内 (同じ集団の構成員) への評価は極端になりやすいのです。
優れていればもてはやされますが、劣っていると非難も激しいのです。
「身内の誇り」 と感じたり 「身内の恥」 と感じたりするからです。
通常、外部の人間より身内の方を人は贔屓 (ひいき) するものですが、
身内の劣った存在に対しては、外部の人間以上に冷たく当たります。
クラスメートを虐めの対象とする事が多いのも、
犯罪を犯した人間に対して親戚の方が世間以上に冷たい事が多いのも、
調子を崩したスポーツ選手を一番中傷するのがその人のファンなのもその為です。
オリンピック選手への応援や非難が激しいのも、 「同じ日本人」 という身内と感じている為です。
この 「身内の劣った存在」 のことを【黒い羊】と言います。
【黒い羊】 に選ばれてしまうと、外部の人間も、身内も敵となってしまうので、味方がいなくなってしまいます。
劣っていなくても、身内の他の人たちと毛色が違っているというだけで、
【黒い羊】 に選ばれてしまう事が少なくありません。
羽を緑色のペンキで塗ったニワトリ をニワトリ小屋に戻すと、
色が違うというだけなのに、この は他の からよってたかって虐められます。
【黒い羊】 にならない為には、カラーの違う集団に所属するのは
避けた方が無難なのです。
とは言え、臆病になり過ぎるのもよくありません。
そういう危険性があるということを承知した上で新しい世界に入っていく勇気も、
時には大切です。
ワタクシ、“黒い羊” ならぬ “はじけた羊” になってしまう事が多いような(-▽-;)