3月の中旬から、いろんなことが起こっている。
もう、それはどうにもならないのだが・・・
私が直接、関連しているわけではないけど、
周囲にいる関係者の一人なので、
渦中に巻き込まれている状況になっている。
発端は一つの書類から。
頼まれたので代わりに作成した。
その書類を作ることに躊躇したが、
先に進まない状況もわかったので
やむなく引き受けた。
が、その書類を作っている間に、
私は過去のトラウマのフラッシュバックが起きた。
今いる環境は、
かつて経験した状況に酷似していて
頼まれた書類を作ることで、過去に起きた
危機的状況を思い出す引き金になってしまった。
もう、ずいぶん前に乗り越えたことだったから
涙が枯れるほど泣いたから
大丈夫だろうと思っていたが
残りカスがあったのか・・・
久しぶりに自分を保てなくなって
そばにいる人の力を借りた。
自分の気持ちを話して、心を手離して
冷静に自分を取り戻すことができた。
不思議だ・・・
このことが皮切りになって
今もずっと、過去に経験したことを
もう一度思い出し、涙し、手離す状況が続いている。
二度目の経験をしている中で
今だからわかる思いに気づき、
まるでオセロをひっくり返すように
自分の見方が180度転換していることに
気づき続けている。
幾多の苦々しい出来事も
相容れない人とのぶつかり合いも
どうしても譲れなかった思いも
許せなかった気持ちも
不可解なまま引き受けなければ終わらなかったことも
通り過ぎる時に何度、自分の心をたたき殺して、
苦虫を飲み込まざるを得ないと思ってきたことも。
今は、そういう私を支えてくれていた人がいて
見えない優しさに包まれていたことが見える。
すべては私が人として成長するためにあったこと。
どれ一つとして無駄なものはないこと。
ぶれない自分軸を作っていること。
過去が＜感謝＞に変わる瞬間を味わい続けている。
そんな瞬間が来ることを期待しなかったので
正直、戸惑っている。
が、ずっと続く目の前の出来事が
すべて「2度目の経験」なのに
それを受けとめる私の心が穏やかで
あの時には感じなかったこと、気づかなかったことを
感じたり、気づけていることに
自分への信頼を取り戻すような感覚がある。
そして、そういうことを思う自分を
自分で認めていけることが心地いい。
溶けていく悔恨なのだと。
そんな日が来るのだと。
忘れたくないから、書き留めておこう。