東ドイツに位置するメクレンブルク地方

観光客が多く来る町々は、修復されて
美しくなっています。

しかし、小さな町々は住む人達も無く、
過疎化し廃墟になっている建物がありました。

旧東ドイツの寂しい街並み


廃墟化した建物です。


城も修復しないままです。



きっと、誰も住んでいません。


旧東ドイツの車 トラバンテ



泊まったホテルの電話と鉛筆とメモ帳
三つ星ホテルでこれ......
今の旧東ドイツの現状が象徴されています。

<旧東ドイツ  今の現状>

1989年、東西の壁崩壊して27年経過
1990年、東西ドイツ統一して 28年経過

ドイツの勤労者には、所得税の5.5%の
「連帯付加税」として支払う義務があり、
連帯税は荒廃した旧東ドイツの再建
支援を目的としていて、2019年までと
されています。

旧東ドイツの人達の給与水準が低く、失業率も
東西ドイツで大きな差があります。

こんなことで、東ドイツ側が西ドイツをうらみ、西側が東側を足手まといだと思っている風潮があり、ドイツ国内に住む人間感情にも影響しています。
 

東ドイツの人達はどんどん西側へ移動してしまっている現状の中で、過疎化し、建物は廃墟化してしまっています。

EUををひっぱっている大国ドイツ、強い優秀な国、というイメージのドイツですが、実際のところ、東西に分断されていたという負の歴史を
未だに乗り越えていないように思います。