10日から11日
は、ゆうすけと私で実家にお泊りでした。
たまには孫の顔を見せにいかんと、じぃ&ばぁの孫に会いたい病がでるもんでね。![]()
で、私も久々に実家に泊まって、のんびりできたわけで。
今回は母と夜中の1時ごろまで、おしゃべりしたんだけど、そのときにおもしろい話をきいたのでネタにすることにしました。
今年の1月1日で結婚50年目の金婚式をむかえた、我が両親。
めでたいことだねぇ、って話をしてたの。
母ひとこと
「私もよう、ここまで続いたなぁ、と思うわ。」
え!?そう思ってたの?Σ(・ω・ノ)ノ!やっぱり。
「そりゃあね、50年のあいだにどんなに色んな苦労や、嫌なことがあったことか!!」
ま、私も母の苦労を知らないわけでもない。
嫁、姑の壮絶な争いも、目の前で見てきたのであるから。
最初はやっぱりあのときに、きっぱりお断りするんだった!って思ったわよ。
父と母は、お見合い結婚だった。
お見合いの話がきたとき、相手である父の情報を聞いた。
当時大学にまで進学したということ事態、めずらしい世の中だっただけに、成績優秀な父の学歴が気に入ったインテリ好きの母は、すんなり承諾した。
そして、二人はお見合いをすることに。
見た目、男前ではないけれど、そんなに悪くないか・・・と思ったらしい。
男は顔じゃない!頭よ!・・・っと思った母は、デートの約束もした。
二人の初めてのデートは映画観賞。
「わたくし、飲み物を買ってきます」
「いえ、それならぼくが買ってきますから」
あわてて立とうとした父は、上着を落とした。
それを拾う父。
そのとき
母の目の前に見えたのは、父の
頭のてっぺん
若いのに、てっぺんが薄かった父。(当時推定26歳くらい)
私が思うに、勉強のやり過ぎだったんじゃあないだろうか。
そのあとは、頭のことが気になって気になって、映画の内容なんて覚えてないらしい。
男は顔じゃない、頭よ!っと思っていた頭が皿だったとは予想外・・・。
結構悩んだらしい母。
自分の人生がかかってるんだもの。
妥協はしたくないわよね・・・。
そう思った母は、お見合いを世話してくれた仲人さんに、自分でお断りの伝達をしてもらうよう言いにいったんだって!
これにはビックリ!母は一度、父を振ってたんだよね。
母が決断を出した、その夜のこと。
自宅の部屋で布団の中にはいり、読書をしていた母。
なにやら、庭の方で足音が何度もいったりきたりしている。
「何だろう・・・。」
ずーっと耳を澄ましているが、その足音はまったく家の中に入ろうとしない。
しばらくいったりきたりしている足音はなくなったので、母は安心して寝ることにした。
で、翌朝
なんと
母の家の門前には、小さい岩が何個も並べてあったそうな。
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「これ、何の意味かわかる?」
「え~!?なんで?それって嫌がらせ?」
父と母の住んでいた地域ではこの、岩を何個も並べる行為は、あるおまじないとして、そのころ流行っていたらしいのだ。
「私は、これくらいあなたを想っているのです、どうかこの気持ちをわかってください。」
というメッセージが込められてるんだそうです。
へ~・・・知らんかったら、ただの嫌がらせかと思うことが、そのころは愛の告白だったなんて。
やるねぇ、父も。![]()
で、一度は断った母も、その岩をもとの位置に戻しに行きながら、しょーもない理由で父を振ってしまった自分が恥ずかしくなったらしいのね。
こんなに私のことを好きになってくださってるのね・・・って。
このおまじないも、なかなか良い効果が出てるんじゃん♪
で、お断りしたことは撤回して、再びお付き合いが始まったんだって![]()
いやぁ~、もうちょっとで私はこの世に生まれてなかったかも知れなかったんだ。
良かったよ、父と母が結婚してくれて。
でね、おもしろいのが、
そのときの話を、母が結婚してから聞いてみたんだって。
あのとき、岩を何個も運んで置いたの、お父さんだったんでしょ?って。
でもね、「わしゃそんなことしとらん!」の一点張り。
何度聞いても、口を割らないんだって(笑)
でも母には、確信があった。
あの時に聞いた足音は、よく革靴を履いていたお父さんのものだった。
近所であんな革靴の音をならして歩いてるの、あの人ぐらいだったもんって。
「お父さん、死ぬまで隠し通す気でいるみたいなんよ、あの日のこと。」
そう言う母の顔は、とても嬉しそうで。
なんだかんだ言っても、好きなんだなぁって思いました。
金婚式おめでとうさん