2泊3日の台湾旅行を終え、帰国した。
旅行は高専時代からの友人2人と一緒。
気心知れた仲間だけれど、聞こえないイライラをぶつけてしまうこともままあった。
最初から突発性難聴のことを伝えていたので、2人もさほど気にはしていなかったみたいだけれど。
後日、友人の一人からはやっぱり指摘された。
反省。
もう一人に突発性難聴のことを伝えたとき、あゆと一緒だね!と言われた。
そう、この病気を一躍有名にしたのは浜崎あゆみ。
彼女は仕事を優先し続けた結果手遅れとなり左耳を失聴している。
音楽を職業にしている彼女にとって失聴がどれほどのものなのかわからないが、
ただの建築技師をしている私にとっては少しの耳の聞こえにくさも耐え難いものだ。
夕方1時間の休みを取って病院へ。
新しい薬のおかげか、前回45dbだった左の250Hzの聴力は20dbにまで回復していた。
右とさほど変わらないグラフ。
耳閉感と奥にツンとくる痛みは相変わらずなので、
前回と同じビタミン剤と血流をよくする薬を1週間分と痛み止めを出される。
痛みからは早く解放されましょう、とのこと。
旅行のために気休めで買った耳栓が思いのほか役に立っている。
通勤のバスの中でしていると、ブザーやアナウンスなどわずらわしい音を聞かなくて済む。
今までどうとも思っていなかった音が耳障りで仕方が無いのだ。
肝心な音は聞こえないのに、どうでもいい音に悩まされている。
奥まで届いた耳栓は、スポンジが耳管を広げて聞こえをよくしてくれているような気さえする。
自力で耳抜きができないこの時の状態には本当に心地よい感覚だった。
この後も耳栓には1ヶ月近くお世話になることになった。