これはその人の性格にもよるとは思います。

教わったことを一生懸命にやってもやっても出来ない人に限ることと考えてもらえればと思います。


私は上記のような方を教えることが多いのですが


だいたいそういう方々は

やってること、教わっていること自体は間違ってはいないのですが

やってもやっても出来ないということで

完全にバランスを崩している状況で来られます。


一番多いパターンは「喉を開ける」意識が強すぎて

言葉が喋れない人

息が回らない人

息漏れが起こらないように無駄な力が入っている人

などです。


そういう人には

私は何よりも正常なバランスを取り戻せるように

今、必要ないものは徹底的に取り除く方向で

アドバイスします。


喉を開ける意識がものすごく強い人は

それを忘れてるぐらいでも

その意識が完全に消えることがないので

その開いている感覚を

呼吸や響きの感覚で捉えられるように

アドバイスしていきます。


器用な人だったら

それらを全て意識したままでも

自然な歌が歌えるのでしょうが

これも性格が影響するのだと思いますが

私にはその人の歌が喉を開けることだけ意識しているようにしか聴こえなくなります。


これも全部人によってですが

迷路に完全に入ってしまっている人には

自分の判断力がなく

先生のおっしゃることが全てになり

自分がバランスを崩している事にも気づかない状況になります。


私は趣味の方を教えることがほとんどなので

一番大切にしたいことは

何歳になっても若々しく美しい声で歌えること

何歳になってもさまざまな事にチャレンジしてみようと思えること

です。


その為には過度な意識よりもバランスだと思うのです。


私自身が過度な意識をしてすぐにバランス崩す人間なので

余計にバランスの大切さを実感しています。


私が昔教わったことは全て間違ってはいなかったと最近よく思います。


ただその時の自分の身体や歌に対する概念すらもすべての状況には真逆のこともあったかなと思います。


それはやはり人は人のことがわからなくて

当然だからだと思います。


性格も気持ちも、どういう概念で歌に取り組んでいるのかも。


私はそういう意味でもコミュニケーションは大切だと思います。


あと柔軟な頭。


年齢重ねても何とか柔軟な頭で

レッスンできる人でありたいなと思います。


『私のレッスン方法は?』生徒さんの身体を風船のように感じて歌を聴いています。あとは息が通ってくる管がどうなってるかも感じて聴いています。柔らかくナチュラルに声が出ている時はスルー。風…リンクameblo.jp