今日もレッスンがありました。


トップの生徒さんは元々歌の苦手意識が強い方ですが

最近かなり良い感じに歌えるようになって来られています。


今日から新曲でしたが

どちらも声もよく出せていて

よく歌えていました。


次の生徒さんはシニアの方で

元々よく歌われますが

息の流れに乗せて歌うことが

ずっと分からなくて

最近の私の指導でやっとわかってきた

と喜んでくださっています。


私自身も息の使い方が

めちゃくちゃ下手で

いつも身体ガチガチになってしまうのですが

日々試行錯誤して

それを取り除く方法を色々見つけていて

それを生徒さんにお伝えすると

皆さん、だいたい出来るようになられます。


最後の生徒さんは

Caro nomeを歌われています。


だいぶ下からずり上げるのがなくなってきて

真っ直ぐ音を捉えられると

響きが倍増していることも実感してくれるようになってきました。


まだお若いのでこれからがますます楽しみです。



さて、タイトルのことですが

パニック障害で頭が正常でない時に

レッスンを受け続けたのは

もしかしたら間違いだったかな?と思い始めました。


生徒さんの歌を聞いていて

何か考え始めたり

迷いが出始めたり

不安なことがあると

皆さん体に力が入り

息が弱り

声が思っているところに行かなくなります。


パニック障害になった28歳から38歳まで

私は休むことなく毎週レッスンに行ってました。


おそらく頭の中はいつも不安で

常に身体が緊張していて

息がうまく使えない状況で歌っていたのだと思います。


息が浅いといつも言われていましたし

元々息も浅いんだと思いますが

耳が良い先生だったので

何も変えてない時にもよく違うと注意をされていました。


レッスンの後、胃の辺りが痛くなることもよくありましたし

いつも変なバランスで歌っていて

先生のおっしゃることも何もできていなかったんだろうなと思います。


この前の自分のレッスンに関することもそうなのですが

私はまず正常に戻らないといけないと

自分に対して思っていると思います。


私はまだ正常ではないと思います。


とにかく息が全然普通に使えなくて

それが過集中なのか

色んなことを考えすぎなのか

とにかくメンタル面から来ていることを感じていて

今日はパニック時代に長い期間レッスンを受けていた

Intorno all'idol mio

を歌ってみましたが

声自体に変化はあるものの

身体が全く機能していなかったです。


同じ曲だったとしてもレッスンをしている時は

そんな事にはならないのに…


レッスンの時は責任感があるからでしょうかショック


それで気分を変えるためにまた難曲を少しだけ練習。

こっちの方が息は回るというかどうすれば良いかがわかるんですよね。


それで長年習っていた先生にかなり昔に教わったことを思い出して試してみました。


習った時は意味もあまり分からず

いくらやっても体感も何も出来ませんでしたが

今はちょっとわかるようになってました。


手の動かし方の向きが私なりのアレンジが入ってますが…


これでもうちょっと音の捉え所が上げられれば

もうちょっと良いバランスになれそうな気がします。




とにかく今まで全ての先生に教わって

体感できてないことを

一つ一つやり直してみようと思います。