母と電話で喋っていると

「青木さやか」さんがパニック障害だったと

テレビで話していたと。


その原因を

「親が全く褒めてくれなかった」

と話していたと。


「私もアンタを褒めへんかったから

パニック障害になってしまったんかな?」

と。


確かにそんなに褒めてもらってはないけれど

母親の愛情は食事や服やかばんを作ってくれたことやその他のことでもたくさん感じて育っているし

すごく敏感に私のメンタル的な異変にも気づいて

くれていたので

小学1年生でいじめられている時も

ピアノの先生に厳しく叱られた時も

声楽のレッスンで悩んでいる時も

いつもいち早く励ましてくれるのは母親で

パニックの兆候が現れ出した時もすぐに聖歌隊の仕事をやめるように、お金のことは心配しなくて良いと

ストップかけてくれたりもしました。


実際そのおかげで一旦パニックは

おさまったのでした。


今、レッスンをしていると

メンタル的に私よりずっとひどい人もおられます。


そういう方々はだいたい

親にやりたいことをやらせてもらえなかったとか

親の引いたレールしか進ませてもらえなかったとか

という方々が多い気がします。


私がここまで早く正常に戻って来れているのは

一番はやはり家族のおかげだと思っています。


どれだけ自己否定を繰り返して

支配的な人物の強要の言いなりになってどんどん自分を失っていっても

もう完全にダメだとなる前に身体が危険信号を出してくれました。


その人物と会う日になると熱が出たり吐いたり。


それはやはり両親の愛情をたくさん受けて

育ってきたからだと思います。


その後、その支配的な人物から離れて

耐えていたものがどっと溢れ

完全にパニック障害になってしまったのですが…


基本的に日本人は褒めるのが下手な人が多く

母親もどちらかと言うとずっと貶されて生きてきていて

洋裁は結構な腕の持ち主なのに自信がなく

私は「お母さんも褒められて育ってないのに、その割には褒めてくれた方ちゃうかな?」と今は思っているので

そう伝えました。


母は

「それ聞いて安心したわ」

と言ってました。


完璧な人なんていないと思うんです。


そら、あかんところも私もいっぱいありますし

みんな、あります。


それも家族だから言う時はちゃんと言いますが。

その分、良いところもちゃんと言います。


私が母を褒めると

母はお父さんのおかげと言い

母が父を褒めます。


良い連鎖。


私は夫に厳しいことも言いますが

仕事もよく出来てきた人だし

基本的に自分のことを棚に上げて

人を悪く言うことはしないし

見た目も生き方もカッコいいのに

その割に謙虚すぎるところもあり

もう少し自信を持ってほしくて

褒めることもよくします。


良い循環の中で

優しい人たちと一緒にいる方が

私も元気になれますし。


結局は全部、自分のためですねウインク