男は、加奈子の上着を、
たくしあげた。

ここで、愛撫を始めようと言うのか?

それは嫌。

加奈子「ごめんなさい。無理です。」

男「加奈子はMなんだね。可愛い」

いや、違うでしょ。

男「大丈夫だよ。誰も来ないし。
声、出さないでね。」

加奈子「ここじゃ、嫌です。」

すでに、男の指先は、加奈子の突起まで、
到達している。

男「やっぱり、加奈子は、Mだよ。
ほら、感じてるのが、わかるよ」

加奈子(それは、違うって)
抵抗を、試みる。

店員「ビール。お持ちしました。」
加奈子(よかった)

扉が開く。
店員は、異様な雰囲気を感じたはずだ。

うつむいたまま、ビールを置く。

でも、店員は、すぐ出ていってしまった。