出会い系で、
男を漁ると同時に、
加奈子の生活費に余裕があるときは、
性感マッサージも利用していた。
性感マッサージの人は、
必ずしもイケメンではないが、
「生理的に無理」レベルは、来ないのと、
駆け引きする面倒臭さはないのが、
加奈子的には、いい。
しかも若い。
普通の生活なら、
まず体を合わせることはない。
手っ取り早く、
手短に、性欲を解消できるのが良い、
でも、お金がかかるので、
しょっちゅうは、無理だ。
あと、
出来れば、決まったセラピストがいいが、
これって言う人がいないので、毎回、
違う人にお願いしている。
そんな中、
最近、加奈子が思ったこと。
彼ら、セラピストは、
女性をいかせることが仕事。
いかせることができなければ、
女性を満足させることはできないし、
次に指名してくれることもないから、
いかせるように、頑張っている。
でも、
中には、いかせることにこだわりすぎて、
「我慢しないで、いってもいいんだよ」
何て言うセラピストもいる。
まだ、そこまでいってないのに、
そう言われると、
加奈子は、いかなきゃいけないって、
思っちゃうから、
余計、いけなくなる。
出来れば、コミュニケーションをとりながら、
ゆっくり、
ペースを合わせながら、
楽しみながら、したい。
(早く、言って欲しいんだろうな)
って、思っちゃうと、
気持ちが白けてしまうときもある
仕事としては、ハードな仕事だと思うし、
毎回、いかせるのって、大変だと思う。
加奈子みたいに、
二時間コースの短い時間ばっかりの指名だと、
大変だよね。
体力使うし。
でも、消して安くはないお金だし、
もっと、頑張って欲しいな。