四回目に会う前に、
気づいたことがあった。
それは、
秘部を舐めてくれない事。
確か、基本サービスに入っていたはず。
思いきって、
その日、聞いてみた。
すると、予想しない返事が返ってきた。
「俺、初めて舐めたとき、
口元が、荒れたんだよね。
それ以来、怖くて、なめられないんだ。」
(そうなんだ…。でも、仕事だよね。)
「オーナーにも言ってある。求められたら、ソレはできないです。って、お金を返せばいいって、言われてるけど、どうする?」
(ここまできて、この場はサヨナラはないだろ)
加奈子「わかった」
「でも、加奈子さんが、ソレを求めてるなら、してもいいよ。加奈子さんは特別だから。
ただ、俺は病気になるリスクがあるわけだから、そうなると、仕事ができなくなるから、
今日だけ、保険として、別料金を払ってほしい。」
加奈子「ホントに!嬉しい」
今思えば、おかしいとは思うが、
その時は、ホントに嬉しかった。
特別という存在に、酔っていた。
そして、一万円を上乗せしてあげた。