もう、彼のことしか、頭になかった。
いつメッセージが来るのか、
肌身離さず、スマホを握りしめていた。
メッセージがくると、
(すぐに返信するのは良くない)
などと、
恋愛の駆け引きなんぞ、頭に浮かぶが、
堪えられる訳もなく、
直ぐに返信してしまう。
そして、また、スマホを握りしめる。
仕事をしてても、
家事をしてても、
通勤中も、上の空だった。
性感マッサージの人だと、
わかっていても、
もう、どうしようもなかった。
そして、お店のホームページをみる。
予約満了の表示
今頃、誰かを癒しているのだろうか。
そっと、布団に入って…。