帰りの電車の中で 、
改めて、その性感マッサージのお店の
ホールページを見た。

なるほど、
イケメン君の「今日初めてなんです」は、
嘘ではなかった。
今日入った新人として、登録されていた。
口コミもなかった。

口コミを書くと、次回安くなるらしいので、
口コミを書いた。
また会う気、満々だ。

書いてる途中で、
イケメン君からの
ありがとうメッセージが、届いた。

「初めてのお客さんが、
優しくて良かったです。」

可愛い💠

すぐに返信してしまった。

頭のなかで、スケジュールを確認し、
予約をいれようか迷った。

こんなに早くリピートして、
がっついてると思われないか?
もしかして私、彼にはまってる?
それは、ヤバイ。
こんなお金のかかる遊びはムリ?
でも、すでにもう、恋しい!

あーー、
少し頭を冷やそう。
明日になったら、
少し冷静になれるかもしれない。



翌日、お店のホームページを見る。
やっぱり、会いたい。
ヤバイどうしよう!

でも、今日は、予約するのをやめよう。
せめて、一週間は、空けよう。


さらに翌日。
朝からお店のホームページを見る。

口コミが、二件になってる!!!
なんだか、モヤモヤして苦しい。

知らない誰かの口コミは、
とても濃厚な内容だった。

何度もその口コミを見る。
ドキドキして、いてもたってもいられない。

迷いを消し去るように、
予約のボタンを押した