ことが終わり、シャワーのあと、
イケメン君と、向き合う。
良く見なくても、格好いい。
間違いなくイケメンだ。
肌もきれいだし、
笑った顔も、可愛い。
さっきまで、私の体に、
あんなことやそんなことをしてたと思うと、
なんともない、優越感が、私を包む。
率直に、思ったことを聞いてみる。
加奈子「なんで、この仕事してるの?
ホストの方が、儲かるんじゃないの?」
余計なことだと、わかってる。
ホストクラブにも行ったことがないのに。
今思えば、何て、上から目線なんだろう。
聞くと、芸能活動をしたことがあり、
学園ドラマにも出たことがあるらしい。
少なからず、フアンがいるので、顔バレするホストは、ダメらしい。
(嘘かもしれないのは、わかってる)
帰り際に、お金を渡す。
少し多目に渡した。
これが、彼を勘違いさせた。
その時には気がつかなかったが、
私は、鴨になったのだ。