イケメン君の手の動きはぎこちなかった。

ワサワサと、指先で私の体を
遠慮がちにさわる。

気持ちいい感じもあるが、
くすぐったくもある。

私は興奮していた。

すこしづつ、私の性感帯に近づく手は、
私より、はるかに若いイケメン。

ここしばらく、誰にも触られることない体。
悶々とした気持ちが、
今、まさに爆発しようとしていた。

思わず、声が出る。

それを聞き逃さないと、
言わんばかりに、
イケメンのさわり方に、
遠慮がなくなった。

何がなんだかわかんなくなるほど、
体をよじり、よがり声をあげた。

そして、この日の出来事が、
私を変えた。