加奈子「は、初めまして。」
イケメン「よろしく、おねがいします。
                    どこに行きますか?」
加奈子「お任せします。」

そういうと、イケメンは、
スマホで、ホテルを探しだした。

さすが最近の若者。
スマホのさわり方が手慣れている。
そう時間をかけず、
周りの建物とスマホを確認しながら、
スタスタと歩きだした。

その間、話すことはなく、
ただ、付いていく加奈子。
時々何か言ってるが、覚えていない。
イケメン君の顔が見れない。
加奈子(どうしよう、これから、このイケメンに抱かれる…)
そればかり考えていた。

イケメン「ここでいいですか?」
加奈子「は、はい。」

(ヤバイ、どうしよう。もう引き返せない)

ホテルに入ると
イケメン君もぎこちない。

イケメン「僕、初めてなんです。この仕事」

えーーー❗️
私も初めてなんですけど…。

どうしたらいいの?
この先は、どうやって
おっ始めたらいいの❗️

一応、お互い冷静さを装いながら、
イケメン君は、システムについて説明。
加奈子の頭には入ってないけど、
とりあえず、お風呂に入りましょう、別々に。

お風呂のなかでは、
入念に洗浄。
ここまでは、まだ良かった。

お風呂から出て、
今度はイケメン君が、お風呂に。

出てくるまで、
私、どんな格好で、待ってたらいいの?

性感マッサージでしょ?
どうせ裸になるから、
バスローブじゃなくて、バスタオル?
下着は?

立ち位置はどこ?
ソファー?
ベッドに座る?横になる?
布団に入る?

もはや意味不明。

わからない。
正解がわからない。

困ったあげく、

掛け布団をめくったところに座る。

しばらくすると、
イケメン君が、お風呂から出る。
ハニカムように笑う。
私も少し笑う。

心臓は、爆発しそう。