ぎむ幸福

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~市民、幸福は義務です~

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パシフィック・リム面白いですね。
なんかハマっちゃって二回見に行きました。
で、その帰り道。
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事故りました。ライト割れました。
私は……悪くない!多分。
追突です。いわゆるオカマ掘られたってやつです。

「あ、信号黄色だな。止まろうかな。どうしようかな。ええい止まっちゃえ!」
ドーン。
って感じ。後ろの人、私が信号渡ると思ったんでしょうねぇ。

まあ、条件も最悪だったんですよね。
深夜、横殴りの雨、水浸しの道路、相手は慣れない車での運転。
相手の人、どうやら兵庫から彼女の家に遊びに来てたらしいんですね。
で、ドライブの帰り道、彼女が疲れていたので運転を代わったと。
そしたら、コレ。ちなみに私と同い年。とても誠実そうな人でした。

なんかもう凄い落ち込みようで、見ていて不憫極まりなかったです。
彼女の車だから保険下りないと思ったらしく、青ざめた顔で
「これ……何百万とかって請求来るんですかね……。」
とか言い出す始末。ちょっと笑いそうになりました。
たかだか軽が凹んだくらい、何百万はないっすよ。

でも業者さんにざっと見積もってもらった所、20万前後にはなるそうです。
思ったより高い。フレームが曲がっちゃってるみたいなんですね。
費用は全て相手持ちになりました。

ま、結局保険は下りたみたいです。
良かった良かった。
「趣味園に参加してみました」
みたいなことを7月くらいに言ったかと思います。
「まー月に1回更新したらいいかなー」
なんて思ってたんですが……日記数、8月だけで6あります。
なにこれ。
これでも記事数セーブしてるんです。
下書きとか公開していない記事とか含めると15越えてます。
かつてない事態です。

なんでかっつーと、リアクション率が異様に高いのです。
いい感じに過疎ってますし、共通の話題には事欠きません。
住民と住民の距離が近いのです。
「はじめまして~。○○育ててるんですか~」
みたいな感じで書き込んでくれる人が沢山います。
そして私もコメント返しやすいのです。
バイトだりぃ、なんてこと書いてる人いませんし。
なかなか皆さん、興味深いことを書かれています。
コミュニティ仲間もチョコチョコ出来ました。

むう、楽しい。

というか、こんなに書きたいことがあったのかと驚いています。
思えば、このアメブロだって、ほぼ誰の反応も無しに3年更新してますからね。
真っ暗い海に向かってブツブツ独り言喋ってるようなもんです。
これが3年続くのって我ながら凄いと思ってます。
コメント如きで人間が狂いかねません。

という訳で、主軸が今のところ趣味園です。よろしくね。
風立ちぬ見てきました。
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思う所は多いんですが、今回、少し気づいたことがあります。

宮崎さんの作品の、最後の山場っぽいようなシーンをざっと思い出してみたんです。

シータがパズーに秘密の呪文を教えて唱えるまでの間のシーンとか、アシタカとサンがシシ神に首を返すシーンとか、千尋が昔、ハクに助けてもらったことを思い出すシーンとか。

で、今回は主人公(堀井二郎)が夢の中で嫁の幽霊(?)に出会う所が最後の山場にあたる気がします。
「あなた、生きて、生きて」って言われて、ジローちゃんが涙ながらに
「生きねば!」と決意するっていうシーン。

で、気づいたことっていうのは、
「こういう場面には大体、オジャマ虫がいる」
ってことなんです。

シータとパズーの前にはムスカ大佐がニヤニヤして立っていますし、アシタカの足元にはジコ坊が死にそうな顔ですがりついていますし、千尋とハクの上空ではネズミとハエドリがヘラヘラ遊んでいます。
で、風立ちぬにはカプローニ伯爵っていう食えないオヤジが一緒にいて、号泣しているジローちゃんに向かって、すぐさま
「ま、ワインでも飲むかね?」
なんて冷めたようなことを言うんです。

これ、かなり意図的に山場にはオジャマ虫をいれるようにしてるんじゃないかしら。

私、こういう描写、とても良いように思うんです。
なんでかっていうと……私、主人公と主要人物がシリアスに盛り上がってるシーンがどうしても受け付けられないんです。

引き合いに出して申し訳ないんですけど、私、おおかみこどもの雨と雪が無理なんです。
あの、雨が花に別れを告げるシーンとか、拒絶反応が起こります。
どうも特定のグループ内の世界で盛り上がってるシーンが駄目で、ムードに飲まれまいと踏み止まってしまうんです。
画面が直視できなかったり、辺りを見回したり、心の中でイチャモンをつけたりしなきゃいけない気がして、内容が頭に入ってこない。

フィクションの世界の人間がどんな決意をしようが知ったこっちゃないし、コイツらに心を奪われたりするのは間違っている……って心のどこかで思っている気がします。
だから、誰かソレを言って欲しいんです。

でもこのオジャマ虫が画面の端にいてくれると助かります。
あいつらは主人公達のムードに飲まれることはありません。
これらは必ずしも頑固だったり反抗分子だったりする必要はありません。
主人公達の会話に興味を示さない、それだけでいいんです。

ムスカ大佐はラピュタ王になることしか考えていませんし、ジコ坊は死ぬか生きるかしか考えていませんし、ネズミは何も考えていません。
カプローニ伯爵はまだマシですが、結論が分かり切っているような口ぶりで、やはり主人公達の会話に興味を示しているようには見えません。

こいつらがムードに飲まれないでいてくれるから、自分が飲まれてもいいかと思えるんです。
安心して物語を楽しむことができます。

でも、こんなの多用したら絶対画面がうるさくなります。
こういうキャラをさり気なく使えるのって、結構凄いことなんじゃないかしら?
そんなことを思ったりしたんです。