主人が抱えていた借金は、個人事業をしていた際に経営状態が悪くなり首が回らなくなった結果出来たものだそうです。
ばれる嘘をつくような当時の主人の言うことですから、それが真実とは思えませんでしたが…。
実は、現在でも借金の真相が真実なのかは分かっていません。
なぜなら、私が借金の理由を問いただし聞いたのは、その時が最初で最後だからです。
私にとっては、どんな理由があったとしてもそれはもう過去でしかなく、借金があることには変わらないからです。
嘘なのか真実なのかは関係ありませんでした。
主人が話した理由を信じないことには、私自身が前には進めないからです。
もちろん沢山泣きました。
謝る主人の頬を2度たたき、「しっかりしなさい」と言いながら沢山責めました。
娘が生まれたばかりで、子育ても母親としてすべき事もままならないうえ、借金を抱えるのです。
当然です。
ただ、
どうやって返していこうか…。
そのことで頭がいっぱいでした。
その後、私は現時点で分かっている金額や書類をすべて主人から引き継ぎました。
調べていく中で債務整理の手続き途中であるということ、そして弁護士費用が支払われていないために手続きがストップしていることが分かりました。
借金をどのように返済していけばいいのか分からなかった私にとって、それは救いの手でした。