ドイツの小学校は4年制。

小学校1,2年生は通知表にこれと言って評価はつきません。

書いてあるのは先生のコメントのみ。

 

3年生からは通知表に1~6の評価がつきます。ちなみに日本とは逆で1が一番良い。

そんなわけで、先生が生徒の評価をつけるにあたって重要になってくるのが、テストです。

秋休み直前だったここ数週間、怒涛のテストラッシュ。

私が小学生の頃は(日本の話し)テストなんて、いきなりやるもので前もって先生から準備をしておくようになんて言われた記憶が全くないけど、ドイツの小学校では前もって先生からいつ何のテストがあってテスト内容はこんな感じ(ま、いわゆるテスト範囲)というのが生徒に告げられます。

自分の小学校時代はテストがあることすら知らされなかったし、ましてやテストに向けて試験前勉強なんて全くやったことなかったからかなり余裕かまして、「ハナ、がんばりなね~」なんて呑気に言ってたんだけど。

周りのママたちから聞いてびっくり。みんな子供たちにテスト前にテスト範囲の練習問題を与えテスト前勉強させてたのー!

いやー、びっくり。

私は中学校になってやっと中間・期末テストに向けて勉強してたのに。

小3でやらせてたのね、みんな。

というわけで、ハナにはかわいそうだけど、テスト前に練習プリント(ネットで無料ダウンロードできるやつ)をせっせとやらせたよ。

 

なぜ、ドイツのママたちがいい成績を取るのに躍起になっているかというと小学校卒業後の進路(日本で言う小5)にダイレクトに響いてくるのよね。小5から通う学校ですでに大学進学学校、専門・職業学校コースとわりときっちり分けられてて。

担任の先生が、生徒の成績に合った学校に推薦状を出す。

つまり小5の時点でその子供の将来がかなり決まってきてしまう。

(これは公立学校の話で、シュタイナー学校は別)

多くの親はもちろん我が子には大学に行って、いいところに就職してもらって、いいお給料をもらって、と願っているんです。

 

日本のお受験頑張っている子とかと比べるとドイツの教育ってゆるそう~なんて思っている人たくさんいると思うけど、(私もそうでした)

そうでもないですよ。

子供たちは親から、学校から、プレッシャーをかけられてる。

 

 

我が家はあまり勉強!勉強!言いたくない、させたくない方針。

得意な分野をたっぷり伸ばしていってあげたいな。

 

 

怒涛のテストラッシュも終わって、これから2週間の秋休み。

ハナ、秋休み楽しんでくれー!