こんにちは。

 

…実はおうちが全然片付いてませーん泣き笑い

 

まあまあ、この話はおいおい…

 

さて。

私が愛聴しているラジオ番組『session』。

昨日の特集メインsessionのテーマが

「社会をどう設計していくか?貧困の実情と課題」でした。

12月21日のsessionはこちらのyoutubeで聞くことができます

(3時間の番組で、2時間すぎたあたりからがメインsessionになります)

 

出演されていたのは、貧困支援を行う以下のNPOの皆さん。↓

・10代の孤立を解決するための寄付型NPO、認定NPO法人D×Pの理事長・今井紀明さん

・認定NPO法人・難民支援協会代表理事・石川えりさん

・生活困窮者支援を大阪で行う認定NPO法人Homedoor・永井悠大さん

 

虐待や不和や困窮で頼るところがない若者

SNSを通じて犯罪に陥ってしまう人も少なくないそうです。

 

公的支援にそもそも結びつくことができない実態や

生活保護が貧困支援の柱となっており支援の幅が限られている日本の現状。

トーヨコなどに集まる若者を「見えないように」取り締まる行政。

 

難民としてやってきたけど

認定されず最低限の生活も保障されているとはとても言えない状況。

 

・・・こうした社会課題を解決するために

何が必要なのか?

 

私、一人一人の権利が守られることって本当に大事だと思います。

生まれた家庭や地域や国によって得られる環境をすべて平等にすることは不可能だと思いますが、それでも、希望ある社会設計(お金の使い方や制度のあり方、協力の方法)はいくらでも作り出せると思っています。

 

排除ではなく、包摂が大事だと改めて思う内容でした。

 

でも、私に何ができるのか…

と、いつも絶望的な気持ちになったりモヤモヤしてしまうんです悲しいお金もそんなにあるわけじゃないし。。。

 

それでですね、「お金の寄付だけではない支援は?」という質問がリスナーの方からあって


アマゾンで支援を必要としている団体が望むものを支援する仕組みを活用することや

 

まわりの人に伝えるだけでも大きい、というお話がありました。※ただし、どういう団体かはよくよく見極める必要があります。

 

というわけで、

本当に微力ながら、今回、sessionに出演されていたNPOの情報を貼らせていただきます。

 

「難民支援協会」はCMでもご存じかと思います。

 

 

 

「D×P」や「Homedoor」は2010年に

若い世代が立ち上げていった団体です。

活動内容を読んでいただくとわかりますが、

本来、公的な機関が行う必要があるような

取り組みを行政機関と協力しながら進められています。

 

 

 

 

私は、本当にこういう活動を知る度に感心しきりなのですが

 

現状の課題から必要な活動につなげていこうとするパワーが素晴らしいですし

活動のわくわく感も素晴らしいと思うのです。

大変で深刻な事態があるんだけれども

ポジティブな未来を描こうとしていく姿勢を尊敬します。

 

本当に今の日本も世界も

支援が必要過ぎてどうしていいのかわからなくなってしまうことがあるのですが、先日、アジアンカンフージェネレーションの後藤さんが素敵なことを書いていて、これはいろんなことにつながるな、と思ったので、長いですが載せます。

(北九州の「抱樸(ほうぼく)」という団体がやくざの街だった北九州を「希望のまち」にしようという取り組みをしていて、その活動への寄稿「わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる」に書かれたものです)

 

…大きな視点と小さな視点を行ったり来たりしているうちに、どの問題から取り組めばいいのかわからなくなってしまう。そんなことよりも待ったなしで押し寄せてくる人生や生活上の問題で精一杯になってしまう。僕にもそういう経験がたくさんある。

 

そいうときには、カリフラワーやブロッコリーという野菜を思い浮かべてみる。よく見ると全体の形と細部の形がよく似ていることがわかる。一番小さな、かなり近寄ってみないとわからないような先っぽの形が反復するようにして小さなまとまりになり、それらが中くらいのまとまりになり、そうしたいくつものまとまりが集まってできた野菜だということがわかる。人間の細胞や組織にも似たようなところがあるらしい(例えば、肺胞)。

 

僕らの社会はこれと似たようなところがあるのではないかと思う。私たちの人間らしい愚かさの繰り返しによって、戦争や紛争が担保されているように感じる。反対に、社会や世界全体を覆う問題が、家庭にも教室にも職場にも同じような顔をして転がっていると思う。

 

今、あなたや僕が誰かのために投げ出した温かい何かが、全体の中で反復する。微力だとしても全体性に作用する。北九州で起こった「希望のまち」の精神が、その在り方が、施設そのものが、いろいろな街で反復する。そんな日を想像する。そうやって社会や世界は少しずつ前進するほかないのだと思う。

 

そこにあなたが存在していいのだと、奥田さんは言った。こんなに心強い言葉が他にあるのだろうか。僕はこの思いが、社会全体に、あらゆる地域に、あるいは自分自身の生き方の中に、繰り返すように響いてほしいと願う。自ら響かせたい言葉だと思う。そういう社会の方が、人生の方が、僕は幸せな気持ちで生きられると思う。