お向かいのお宅のご主人との落ち葉トラブルの話。
うちは玄関先に2本の木を植えている。
ブルーアイズとシマトネリコ。
ブルーアイズは針葉樹なので、とにかく上に上にスクスク伸びる。家の屋根より大きくなったので短く切ってもらおうと。
シマトネリコの方は、常緑樹で光に透けて風にそよそよ揺れるのが綺麗だなぁと思い植えた。
なのに、うちのあたりでは常緑ではなく半常緑らしく、霜が降りる頃から春に新芽が出るまで強風が吹いた日やまとまった雨が降った日は黄色くなった葉が落ちる落ちる。
その落ちた葉っぱが前の川や裏の空き地、隣の駐車場、そして今回のトラブルのお宅の敷地内にも飛ぶ。
あまりにもだとホウキで道を掃いたりするが、よそのお宅の敷地に勝手に入って掃除するのも躊躇われるので申し訳ないなぁと思いつつ、奥さんと会えば謝ったりしながら何年も過ごしてた。
そのお宅の目の前の道までは時々掃いてた。
特に新芽が出る前の今頃が一番激しく落葉するので、ブロワーを買って来てお宅に入らせてもらい吸わせてもらおうかなとか、色々考えたが、まずはシマトネリコ自体をプロに葉っぱが落ちないくらいにさっぱり剪定してもらおうと植木屋さんを依頼した。
毎年この時期に自分で高枝バサミで切ってはいたが、上手く切れないので、その後も自分で切りやすくなるようにプロに整えてもらおうと。
でもすぐの話にはならず、依頼して一ヶ月後の昨日やって来てもらえた。
色々植木屋さんと高さなど相談していたら、お向かいのお宅のご主人がやって来た。
葉っぱが飛ばんように切ってよ!と。
朝から掃除してるけど、ホントにたまらない!何とかしてもらわないと困る!とかなりお怒り。
まぁね、確かに自分ちによその葉っぱが飛んできたら腹立つわな。
特にそこのお宅には庭がなく、敷地を全てコンクリートで固めてしまっているし、家がコの字型に建っているので、風で飛んできた葉っぱが抜けて行かず、吹き溜まりになってしまう。
悪条件が重なっている。
でも、そこのお宅に飛んだ葉をいつもいつも掃除してるわけではないと思う。昨日初めて掃除してるとこ見たし。まるでいつも掃除してて、してもしてもキリがないみたいな言い方をされた。
向かいのお宅のご主人が言うように葉っぱが飛ばないように整えてもらってたんだけど、作業の途中にまた来られて、自分ちに飛んできた葉っぱの掃除をしたのに、また風が吹くたびに飛んでくる。ホンマたまらん!何とかしてくれ!と。
まだ途中だからね、仕方ないよねと思ったけど、もうカンカンだから、とりあえずご主人に納得してもらわないといけない。
植木屋さんと話し合って、これから新芽が出てくるので枝を全て落として丸ハゲにしてもらうことにした。
葉っぱが無くなれば葉っぱも飛ばない。
もしかしたら、丸ハゲにすることによって枯れてしまうかもしれないと言われた。
でも、ご主人に誠意を見せないといけないから仕方ない。
すっきりとし過ぎたシマトネリコを見て、すごく悲しくなった。
風にそよぐ綺麗になったシマトネリコを想像していたが、ただの棒状になった。
作業の間、向かいのお宅のご主人は、ずーっと現場監督してた。
あの人は、いつもそうだ。よそのお宅で作業してるのがそんなに気になるのか?
しかも、帰って来た息子に、こんなに(丸ハゲに)切って大丈夫なんかな?と言ったらしい。あんたが何とかしろと言ったんじゃんか!今更なにをいい顔しとるんか!
全ての作業が終わり、植木屋さんから声をかけられて外に出た時、向かいのお宅のご主人に一番腹の立つひどいことを言われた。
私さえ良ければノコで根元から切ってあげようか?と。
とりあえず葉っぱは一切飛ばなくなったのに。
今後はまた対策を考えますと言ったら、そんな事を言われた。
結局、向かいのお宅のご主人にとっての葉っぱが飛ばないように何とかしてという言葉の意味は、シマトネリコを切り倒してという事だった。
うちの木をどうするかなんて、うちで考える事。あんたに切れなんて言う権利はないわ!
葉っぱが全く落ちないように丸ハゲにしたじゃん!
今度霜が降りる前にまた丸ハゲにするしかない。
手間を考えたら、泣く泣く切り倒すか?
植木屋さんが言われるに、シマトネリコは暴れん坊なので、成長も早いし、根がすごいらしい。確かにうちのも隣の空き地に根がモリモリ進出している。
隣の空き地はまだ売り出し中だが、もし売れてしまったら、その時こそ切り倒さないといけない。
抜根まですると20万くらい掛かると言われた。
そこまでお金をかけられないという人は、根元から切って切り口に薬を塗ればゆっくり5年くらいかけて枯れて行くらしい。
悲しいけど、どうしようもない時はそれしかない。
シマトネリコは葉が綺麗だし人気らしいが、うちのみたいに暴れん坊なので、泣く泣く切り倒すお宅が多いと言われてた。
それにしても、向かいのお宅のご主人には腹が立つ。一日中ムカムカしていた。
思い出したらまたムカつく。
元から口うるさい人ではあるが、今回のことで出来るだけ顔を合わせないようにしようと思った。


















