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先月からカラマーゾフの兄弟(ドストエフスキー、亀山郁夫訳)を読んで、

ようやく数日前に読み終えた。


罪と罰を高校生の頃読んでそれ以来だから、およそ50年ぶりに読んだ長編小説ということになる。

1巻に10日もかかり、2~5巻は正月から一週間程かかった。


その間、動かないでじっと座っていたので、本は読めるが他は何もしたくないという

変な鬱になってしまった。


読み終わったら回復しつつあるみたいだから、きっとそのせいに違いない。

大体頭がにぶっているのに、じっと静に座って本を読むなんてことはいいことではない。

もう少年じゃあないんだ、とつくづく実感した。


人間は動く物と書くから、動いていた方が健康にはいいみたいだ。

人間らしいとはどういうことか、それはよくわからない。


肝心の本の感想は、鬱気味になったが、文学というのはなかなかいいものだ、

と少しだけ分かるようになった、ということかな。

だから、何もしないで、ひたすら読んでいたことは、いい経験であり、いい生活でもあった。

60歳を過ぎてそんなことをいうのでは、僕もおくてだね。


プーチンはドストエフスキーを読んだと思うが、

何と言うのだろう。