サティヤ サイ ババの御講話 (1969年6月26日 ②) | 愛と光の世界へ

昨今、すべての女性のバッグと、男性のポケットの中に共通して入っているのは、鏡と櫛です。

あなたは、少しでも髪が乱れたり、顔に粉が吹いていたりすると、自分の魅力が危うくなると恐れています。

それであなたはその印象をすぐに改めようとします。

このすぐに悪化する個人的な魅力についてそんなにも心配するのなら、あなたの心やハートの神聖さを汚している自惚れや悪意という斑点や、妬みや憎しみというほこりについて、あなたはどれほど心配すべきなのでしょう?

この目的のためにも鏡と櫛を持ちなさい!

それらがきれいで輝いているかどうかを判断するためのバクティ(信愛)という鏡を持ちなさい。

諸問題を解決する識別心によって得られたグニャーナ(英知)という櫛は、もつれを解きほぐし、あらゆる方向へ向こう見ずに散らばっているあなたの気持ちや感情を制御して、良い方向に向かわせることができます。

あなたが何をしようとも、あなたがどこにいようとも、私があなたと共に、あなたの中にいるのだということを覚えておきなさい。

これが、自惚れや思い違いからあなたを救うでしょう。