ご訪問くださり、ありがとう存じます。

 

きょうは日曜日

料理らしい料理をしない曜日

 

なので、鍋が空いているのね。


そこで

黒豆を炊きました。

 

昨夕、洗い髪をとかしながら

料理番組「大原千鶴の小粋な季節の食卓」を眺めていたら

 

おせち料理がテーマで

まず黒豆を炊いてはったの。

 

魅力的な拵え方で

 

これはこれは

ちょうど手元に黒豆あるし と

 

考えた末

昨晩から黒豆をもどして

 

けさ、さっそく炊き始めたの。

 

じっくりことこと炊く料理なので

そういうのは、保温調理が得意やし と

 

ヒートキーパーを利用して

手間いらず、ガス代を節約して炊きました。


わたくしは

一時間以上かかる保温調理の場合は

 

おおよそ一時間に一度

火を入れなおして、温度を保ちます。

 

保温カバーから取り出した鍋を火にかけて

沸騰したら、蓋をして

 

五秒数えたら

保温カバーに戻して、保温調理を続けるの。

 

こうすると、温度が高く保たれるし

雑菌が繁殖しやすい温度帯の時間が減るので

 

炊いているものが、傷みにくくなるみたいやし

 

……と、前置きが長くなりましたが

作り方をご紹介いたします。

 

「きょうの料理」のホームページには載っていなかったの。

少しわたくしなりのアレンジを加えておりますが

 

基本のアイディアは

大原千鶴さんのものだということを、ご承知おきくださいませね

 

【分量】作りやすいだけ 【所要時間】六時間+α

【材料】

黒豆 ひと袋(200グラム)

ぬるま湯 4カップ(800cc)

砂糖 100グラム 

(クリステル鍋をつかっております)

【作り方】

1.鍋(径16cmの深鍋をつかいました)に入れたぬるま湯に砂糖を溶かして、調味液を拵える(鍋をつかうと余計な洗いものが出ません)。

2.黒豆はかるく洗う(ざるに入れてさっと水に通す)。すぐ調味液に浸ける(すぐ浸けないと豆の皮が破れてくるそうです)。涼しいところにひと晩おいておく。

3.②を火にかけて沸騰させる。沸騰したら弱火にしてアクをとる。蓋をして五秒おいたら火からおろし、ヒートキーパーのなかにセッティングしたひとまわり大きい鍋(径18cmの深鍋です)に入れて二重鍋にして大きい方の蓋もして保温性を高め、ヒートキーパーの口をとじて保温調理する。一時間に一度鍋(径16cmのもの)を取り出して火を入れてまたヒートキーパーの中の鍋に入れて保温調理を続ける。新豆ならおおよそ二時間、そうでないならおおよそ六時間炊く。ひと粒味見して炊けていればできあがり。


六時間と少し保温したら



こんな具合になりました。

新豆を炊いたので、二時間経ったところから味見をしていたの。そうしたら、炊けてることは炊けてるんやろうけど、わたくしの求めるねっとりしたお豆サンにはなかなかならへんのね。もう一時間保温してみたらどないやろ、もう一時間保温したら……をくり返していると、段々柔らかくねっとりしてきて……六時間保温調理したところでだいぶねっとりしてきたので、一旦切り上げて保存容器にうつして、自然に冷めていく間に熱が通るのに期待することにいたしました。

味もね、わたくしが期待しているほど甘くないのね。これは大原千鶴さんの好みの味なのね と理解しております。冷めてゆくうちに味がしみてゆくかもしれませんね

でね、この調理法のどこが魅力的やったか というと、お豆サンをもどすときに水やなくて、調味液にひたしているところなの(鍋でもどしているとこにもご注目を)。わたくしほかの食材ではこういうことすることもあってんけど、お豆サンでもできるとは……!! 目からウロコが落ちた気分でした。

 

わたくしは黒豆は砂糖のみ、醤油を入れないで炊きます。あとでリメイク料理というの? 展開できますよってに。ことしのお正月にもいくつか披露いたしましたね


大原さんは醤油はもちろん入れはるけど、仕上げにブランディを大さじ1入れてはったし。びっくりいたしました。美味しそうやったわねえ


……という次第で

きょうは料理をせんとこ と思うてたのに


半日じっくり料理してしもたし


まあ、これで

暮れの厨仕事がひとつ減ったワ


……では、これから片づけます。




よき夕べを