ご訪問くださり、ありがとう存じます。

あてどなくねむっていた
ゴボウとニンジンがあったので

油揚げと合わせて
きんぴらゴボウにしたてたくなってんけど

いつも、きんぴらゴボウは
ひとりでいただき切れないくらいになっちゃうので

幾分かをとりわけて
丼もしたてることにいたしました。

では、作り方をご紹介いたします。
二つを一度にご紹介するのは初めてなので

上手くお披露目できるかしらん?

【分量】きんぴらゴボウ 3〜4人分
丼 1〜2人分
【所要時間】50分
【材料】油揚げ 2枚
ニンジン 1本 
ゴボウ 太いの 2分の1本 細いの 2分の1本(あるものをつかいました)
胡麻油 大さじ1
[だし]水 400cc
創味の白だし 大さじ1
みりん 大さじ3
薄口醤油 小さじ2
[きんぴらゴボウに]韓国産 粗挽き唐辛子 大さじ1
[丼に]卵 2個
大葉 4枚
ご飯 お好きなだけ
刻み焼き海苔 お好きなだけ
【作り方】
1.油揚げを薄切りにする。ゴボウは流水の下でたわしでこすって洗って土を落とし、水を張ったボウルの上でささがきにしてボウルに落としてアクを少し抜く。ニンジンは細切りにする。大葉は葉柄をとり、全部を重ねてくるくる丸めて端から細く切る。
2.おつゆを拵える。水を計ってボウルに入れ、白だしを加えて味をみる。だしの味がしたら、みりんを加えて味をみる。みりんの味がしたら、薄口醤油を加えて味を决める。
3.卵を溶き、②のおつゆを小さじ1とりわけて合わせておく。
4.フライパン(わたくしは径20cmの浅鍋をつかいました)を温めて胡麻油をひく。水気を切ったゴボウを入れてヘラで胡麻油を全体に馴染ませる。馴染んだらニンジンを入れてヘラで全体に馴染ませる。火を弱めて蓋をしてゴボウについている水分で蒸す。数分後、蓋を開けてようすをみる。ニンジンもゴボウも汗をかき、少ししんなりしているようやったら油揚げを加えて全体に馴染ませる。おつゆを300ccほど注ぎ、蓋をして中火で5分ほど炊く。
5.5分ほどたったら蓋を開けてようすをみる。おつゆがゆきわたり、油揚げに味がしみているようやったら、フライパン(わたくしは径20cmのフライパンをつかいました)に丼に仕立てる分をとりわけて、残りのおつゆ100ccほどを丼の具に加えて火にかけて蓋をせずに5分ほど炊く。きんぴらゴボウに仕立てる方は、蓋を開けたまま5分ほど炊いて水気をとばす。
6.⑤のきんぴらゴボウの方は5分ほど炊いて水気があらかたとんだら、唐辛子を加えて全体に馴染ませて火を止める。こちらはこれでできあがり。
7.⑤の丼に仕立てるほうは、蓋をせずに5分ほど炊いたら大葉を加え、溶き卵を菜箸一膳に伝わらせて全体にまわしかけて蓋をして、数十秒火にかけてから火を止め、蒸らして溶き卵に熱を通す。温かいご飯をうつわによそい、焼き刻み海苔を散らし、できた丼の具を乗せて、できあがり。

いやはや
ご理解いただけたかしらん?

ともあれ

きんぴらゴボウは


こんなふうになりました。

胡麻油の香りが高く、韓国産の粗挽き唐辛子が少しぴりっとしてね。お揚げサンがゴボウやニンジンやおつゆの旨味を吸い込んでいて、味わいのはっきりしたひと品になりました。

丼のほうは


こんなふうになりました。

きんぴらゴボウの方とは対照的に、まろやかな味わいで、どの具材も主張せず、水のように抵抗なく、するするといただけました。主張がないけど、不味いというのではないの。こんなに異なる味ゆきになるとは……いただきながらびっくりいたしました。

【作り方のコツ】なんて申すほどのものはございません。強いて申し上げるなら
・油揚げは冷凍できます。なのでわたくしは油抜きの必要のない油揚げを買うてきて、そのまま冷凍庫に入れております。冷凍すると包丁を入れるのにちょうどいいくらいに固くなるの。さくりさくりと薄切りがキモチよくできてよ。
・わたくしは韓国産の唐辛子をよくつかいます。国産の唐辛子よりまろやかな辛さなので。鶴橋まで出向き、駅前の商店街で求めるの。
・韓国産の唐辛子は冷凍できるそうです。なのでわたくしは野田ほうろうのホワイトシリーズのレクタングルの S に入れて冷凍庫で保存しております。
・韓国産の唐辛子は、粗挽きと細挽きがあります。粗挽きの方が辛くないの。わたくしは辛いのはあまり好まないので、粗挽きの方を常備しております。どちらがどうやったかわからなくなったらお店のひとにお尋ねあそばせ。親切に教えていただけましてよ。
・溶き卵におつゆをあらかじめ合わせておくのは、そうすると少しでもおつゆが溶き卵に馴染むのではないかと思うので。気分の問題に過ぎないかもしれませんが。
・溶き卵は箸一膳(二本)の間を伝わらせるようにすると箸先から卵液が落ちるので、目当てのところに自在に落とすことができます。毛細管現象を利用しております。
・丼の方の味がまろやかやったのは、おつゆの水気をあまりとばさなかったからかもしれませんね。



お腹いっぱい
汗をたっぷりかきました。

元気の出そうなご飯になりました。



どうぞ
よき一日を