ご訪問くださり、ありがとう存じます。  
[紅白なます]を拵えました。

では、作り方をご紹介いたします。
簡単なのよ、

なますやよってにね。

【分量】つくりやすい量 【所要時間】60分(冷蔵庫で全体を馴染ませる時間を除く)
【材料】
小カブ 2個(190グラム)
人参 1本(160グラム) 
酢 100cc
みりん 100cc
【作り方】
1.小カブは千切りにして重量の1%の塩を馴染ませる。人参も千切りにして重量の1%の塩を馴染ませる。どちらも30分おき、水気をよく絞る。
2.①を保存容器に移す。酢とみりんを1対1の割合で合わせたものを保存容器に移した①に注ぎ入れて、ひたひたになったところで馴染ませる。冷蔵庫で一日以上おく。



できあがりは、こんなふうになりました。
千切りとは思えない太いものもまじっておりますね……

あまり甘くない、さっぱりしたなますです。わたくしはこれを肉料理のつけあわせとしていただくのが好きです。あと口がさっぱりいたしましてよ。
普段はね、小カブではなくオーソドックスに大根で拵えるの。けれど今回はうっかりして、大根がなかったので、急遽 小カブに出番をお願いいたしました。小カブはピリッとしているから合うかなと心配したけれど、一日おいたからかしらん? ピリッとした辛味は和らいでいて口あたりは爽やかにも感じられてよ。
好みで胡麻をかけても美味しいでしょうね。

【作り方のコツ】なんてものはほとんどありません。ご覧のとおり、シンプルな工程ですよってに。そうね、塩をしたあと時間をおいてから水気をよく絞ることくらいかしらん?

・このなますは冷蔵保存すれば一ヶ月くらいは保ちます(自己責任で判断してね)。さすが酢がたくさん入っているだけありましてよ(酢には殺菌作用がありますでしょう)。
・普通のなますは、みりんではなく砂糖を入れるようですが、わたくしはみりんをつかいます。味わいがどうこういうより、その方がわたくしにとってはラクなので。砂糖やと、酢に溶かすのに時間がかかる……はい、わたくしイラチです。 
・野菜の重量の1%の塩が目安ですが、わたくしの家の計りは[1グラム単位]が最小です。よってこんなときは、小数点以下は切り上げて、少し多めの塩を馴染ませます。今回の塩の目的は味わいではなく、脱水を起こすことなので、少ないとそれが期待できないかもしれないよってにね(そろそろ[0.1グラム単位]の計りが欲しくなってきました)。塩加減は大切です。
・[紅白なます]はおせち料理には欠かせませんが、別におせち料理を普段拵えてもいいでしょう と、わたくしは思うております。というか、拵え慣れてないと、おせちを拵えるときに失敗する可能性が高くなりますでしょう。なのでわたくし普段からおせち料理を結構よく拵えております。[紅白なます]はわたくしの冷蔵庫の常連客になっておりましてよ。
・料理につかうお酒やみりんは、料理用ではなく、飲めるものを と、料理研究家の有元葉子さんは仰有っていますね。わたくしもそれに倣いまして、みりんは屠蘇散を加えればお屠蘇としていただけるものを選んでおります。お値段は張りますが、味わいがやっぱり異なります。贅沢? そうね、そうかもしれませんが……西洋のことわざにあるそうですね「お医者に払うなら肉屋に支払え」と。大病をしたからかもしれませんが、わたくしこのことわざに心底 共感いたします。



では、どうぞ
よき一日を