ご訪問くださり、ありがとう存じます。

暇もあったので
海老しゅうまいを手作りしてみました。

生まれて初めて
しゅうまいを拵えたの。

出来は
みっともなくてよ。 

ご覧になりたい?
覚悟してね



こんなふうになりました。

カメラのレンズが曇っているのは
湯気がもくもく立ってるからなの。

写真やったら、伝わらへんけど
大きいのよ。

「五五一の蓬莱」のしゅうまいの
1.5倍くらいはあったかしらん?

しゅうまいというより
まんじゅうと呼びたくなるような……

皮も手作りなの。
ご覧になれば、おわかりでしょう。

なにせ
思いつきと成行きで拵えてしもたから

皮なんて、なかったの。
ちょうど使い切りたかった小麦粉があったし

こないだ[すいとん]を拵えたし で
[すいとん]の要領で皮を練って伸ばしたの。

だから、皮は固めやし
餡も思いつきと成行きの味つけやから

味は、期待してなかってんけど
口に含んだら、驚いたわね。

美味しかったの!
あっさりしているのに、旨味が強くて

なぜ?
ナンデや と、考えたけど

原因は、さっぱりわからへんまま……

ともあれ、美味しかったらすべてよし ということで
作り方をご紹介いたします。

工夫次第で
もっと美味しくなるはずなので

あくまで、ご参考までに ということで

【分量】皮あり8個、皮なし14個
【所要時間】90分(餡や皮を休ませる時間は除く)
【材料】(餡)豚挽肉 100グラム
合挽き肉 100グラム
むき海老 140グラム
豆腐 150グラム
卵 1個
玉葱 1個 
白ワイン 大さじ1
胡椒 少々
片栗粉 大さじ1
(皮)小麦粉 100グラム
塩 5グラム
水 50cc
【作り方】
1.まず餡を作る。豆腐はペーパータオルに包んで水切りする。卵は溶いておく。むき海老は粗く刻む。玉葱はみじん切りにする。
2.大きめのボウルに挽肉を合わせて練る。合わさったら、水切りした豆腐を手で崩しつつ合わせて練る。玉葱のみじん切りを合わせて練る。溶き卵を加えて練る。むき海老の刻んだのを合わせて練る。白ワインを加えて練る。胡椒を加えて練る。片栗粉を全体に散らしながら練る。生地をまとめて蓋をして(ラップでも大丈夫)冷蔵庫で一時間以上休ませる。
3.餡を休ませているあいだに皮を作る。小麦粉と塩を合わせる。大きめのボウルに入れて水を少しずつ注ぎながら練る。粉気が消えて粘り気が出てきたら、生地をまとめて蓋をして(ラップでも大丈夫)冷蔵庫で30分以上休ませる。
4.皮の生地を伸ばして皮に成形する。乾いた台(わたくしはまな板を使いました)に小麦粉を打つ。皮一枚に適当な大きさに生地をちぎって丸め、打粉をふっためん棒で少しずつ伸ばしながら皮の形に作る。(わたくしは10枚作りたかったんですけど、結局8枚になっちゃいました)
5.餡を皮に詰める。残った餡は丸めて団子にする。
6.鍋に湯を沸かす。蒸籠に白菜を敷き、一段にしゅうまい、もう一段に団子を置く。鍋から蒸気が上がったら、蒸籠を重ねて蓋をして、おおよそ8分ほど蒸す。
7.蒸しているあいだに溶き辛子を拵える。粉辛子を小さなボウルにとり、水を少しずつ加えて練る。蓋をして(ラップで大丈夫です)数分おいておく。
8.蒸し上がったら、できあがり。辛子を乗せ、出汁醤油をちらりと垂らして、召し上がれ。



やれやれ
こんなに手間暇かけたけど

美味しいなんて、期待してなかったの。

はじめは、洋風スープを拵えるつもりやったのよ。
そやから、白ワインだの胡椒だので調味したの。

ところが、出汁にするつもりやった
スープストックが、ジェリースープになっちゃって

弱ったナ
どないしてこの肉たね活用しよう と
アタマをひねっているうちに

別な料理に使うつもりやった
むき海老を使って、お団子にしよう

せっかくなら、使い切りたい
小麦粉を皮にして、しゅうまいにしよう と
発想がどんどん展開したのね。

だから、作り方も
実際にはこんなに整然とはしてないの。
肉たねを休ませながら考えて、むき海老を出してきたりしてるしね。

挽肉に豚肉と合挽き肉が混ざっているのは 
深い理由はまるでなく

あてどなく冷凍庫でねむっていた豚挽肉を調べたら
100グラムしかなかったので

ほかの料理に使うつもりやった
合挽き肉を慌てて転用したの。

なので、ほんと
思いつきと成行きでできあがったしゅうまいなのね。

もし、はじめから
海老しゅうまいを拵えることにしていたら

こういうふうになったやろうナ と
整理しながら書いてみました。 

美味しかったので、お披露目したけど
そやから、もっと工夫の余地はあるはず

そうね、たとえば
しゅうまいにするんやったら

肉たねの味つけを
日本酒とめんつゆ(あるいはオイスターソース)と生姜の絞り汁にしたでしょうしね。

皮は、はじめから十等分して伸ばした とかね。

やれやれ
だから、【作り方のコツ】などを
ひけらかすなんて、とんでもない

わたくしが、教わりたいくらいです。

ただ、いただきながらわかったのは
皮に包んだので、旨味が逃げなかったらしいの。

皮なしの蒸し団子は
ぐっとあっさりしていたので

それと
豆腐を入れたりして、かなりあっさりした肉たねやったのに
旨味が強く出ていたのは

旨味の強い食材
海老をたっぷり練りこんだかららしいということ

あっさりめの肉たねと
旨味の強い海老が

偶然やけど 
うまく調和したみたいやし……

こんな試行錯誤の品ですが
考えるヒントになれば、幸甚です。



長くなりました。
よき一日をお迎えくださいませ