■不良姐御伝 猪の鹿お蝶(1973)
★★★
監督・脚本:鈴木則文
企画:天尾完次
原作:凡天太郎
脚本:掛札昌裕
撮影:わし尾元也
音楽:荒木一郎
出演:池玲子、根岸明美、衣麻遼子、堀陽子、丘ナオミ、一の瀬レナ、岡八郎、林真一郎、早乙女りえ、碧川ジュン、三原葉子、成瀬正孝、白井孝史、有田剛、森谷譲、河津清三郎、名和宏、内田勝正、遠藤辰雄、有川正治、殿山泰司、マーク・ダーリン、中村錦司、大泉滉、クリスチナ・リンドバーグ
葛西杏子は三歳の時、警視庁刑事の父を目の前で殺された。犯人の記憶は全くない。ただ、父の手に残された猪・鹿・蝶の三枚の花札がその手掛かりだった。そして二十年後の明治三十八年、成人した杏子が父親の仇を討つために、背中一面に猪・鹿・蝶の刺青を彫り込んだ女博徒・猪の鹿お蝶に姿を変えて、博徒の世界に殴りこんでいく。
花札が舞うかっこいいタイトルバックから始まる鈴木則文色満開、なんでもあり万華鏡のようなポルノ活劇。裸で立ち回りをする池玲子がエロかっこよく、本場スウェーデンからの刺客クリスチーナ・リンドバーグとの名花対決など見どころも満載。荒木一郎による音楽もこれまたいいんです!