(医療系って?)
働いたのは、医療機器管理システムのメーカー。

(何してた?)
業務は、臨床工学技士の啓蒙認知のWEBサイトのコンテンツ(取材先のアポ取り、取材、原稿制作、その他のコンテンツ展開企画とネットワーク作り)担当。本当は、代理店営業で入社したのに、取材のアポが取れないからと…。は???って感じ。


(病院の危機管理体制ってどうなの?)
まずは、病院では、一般企業であるような内部統制(事故の起こらないマネージメント)、Pマーク(取得から廃棄までの管理スキーム)的な考え方が構築されていない。
医療安全は、比較的これからなのかなと言った感じ。業務が忙しくて、点数にならないことは、病院も出来るだけやりたくないので、人員を配置したくないような感じ。

医療機器管理に関しても、医療機器管理システムのメーカーは数ありましたが、購入稟議から廃棄というPマークのような管理ではなく、医療機器の貸出返却がメイン。法律で、医療機器の保守計画や、研修の計画がなされている事なのがあるので、そういう機能もあります。

医療機器管理の大きな役割は、大きく分けて
1.点検機能:貸出返却、使用後点検、定期点検
2.研修機能:研修計画
その他、所属会社の強みとしては、ビーコンを使った、位置情報管理の機能があった。

必要なのは、大きな病院では、数千台の医療機器をあつかっているので、エクセルやファイルメーカー等での管理が難しく(手間の問題)


(医療機器管理システムのベンチャー)
・ペダルノート…ビーコンを用いて位置情報を把握できる大病院向けサービス
・HITOTSU…臨床工学技士が立ち上げた会社で中小病院を中心に展開、創業者が会長に退いて経営のプロを代表に据えるような適材適所の筋肉質な組織のような気がする。

(管理システムの展望)
ローラー営業をする会社がないので、EPARKが光通信の出資先の医療機器管理システムや、電カル営業に力を入れたら、一通りひっくり返りそうな肌感。医療機器管理システムは、電カルの機能として販売している会社もあるので、医療機器管理システム自体はいずれなくなるような気がする。
電カルは患者管理、医療機器管理システムは医療機器管理ですが、どの患者にどの機械を使って点数漏れや間違えた請求がなかったか?など、業界として管理強化していくかと思うので、2つのシステムはマージされる。
また、薬剤、食事なども個別に管理していると思うので、1患者に対して、どのようなサービスが行われたか?分かることで、地域連携するべきクリニックなどが、明確に分かる基幹システムにマージされると思われるので、EPARKや光通信のポートフォリオに注目したい。

(臨床工学技士の展望)
病院の診療科によって活躍できるフィールドの大小はあるが、ME(メディカルエンジニア)として医療機器のプロとして、医療機器の安全な運用に不可欠。いち早く医師からのタスクシフトシェアとして始めた人工心肺ほか、透析を中心に、看護師不足の医療には必要不可欠。臨床工学技士は、CE(クリニカルエンジニア)として透析や医療機器だけではなく、病棟の呼吸器ラウンド、不整脈、麻酔補助、など複数の臨床業務のローテーションを行える人材も多い。1人で複数業務を行えるので、看護師や臨床検査技師のカバーだけではなく、医師の3本目4本目の腕として活躍することが望まれる。