ちょっと前にドラマ化された、『嫌われる勇気』って覚えているでしょうか?

アドラー心理学をわかりやすく解説した本のタイトルでもあります。

私が、鬱病と診断されてしばらくの間通っていたのは、過去の自分の生い立ちなのどに原因を求める振り返り治療を中心にしたクリニックでした。

回顧治療が有効でないわけではありません。

本当に弱っているときに、原因を自分に求めず、親や兄弟、環境に求める。
鬱を緩和させるにはいい治療です。

ですが、私はたまたま、2ndオピニオンで行った今のクリニックに共感を覚えました。そのアドラー心理学を治療法に据えているクリニックです。
巡り合わせって本にも絶対にあるのだと思っているのですが、そのクリニックがちょうど自分が読んでいた『嫌われる勇気』を進めてくれたからです。
先生は、青本と呼びます。表紙が青いから。
ついでに、続巻『愛される勇気』で、赤本です。

初めて行った時びっくりしました。
原因を、生い立ちのせいにしない生き方をしましょう。自分の問題なのだと自覚しましょう。
僕が、愚痴を聞いてあげても何も解決しません。目の前に起きていることにとらわれすぎず、その先を見ましょう。

若干、突き放された絶望感を感じたのですが、その診察の最後に青本を下さいました。
読んでみてください。
あー、持ってます。
読みましたか?
ええ、でも、分からなくて。

そんな会話をして、もう一度青本を最初から読みました。

でも、通い始めて2年、何も分からなくて。
結局実感してわかったのは、オーバードーズしてからの休養期間でした。

何が、分かったのか、また書きます。

今の舞台復帰につながるストーリーです。