BLじゃありませんあせる


「STILL〜初恋〜15」





「チャンミナ、おはよう〜!」

いつもどおり声をかけたけど…
チャンミナは、聞こえてないかのように
スタスタと歩いていく…


途中で、キュヒョンも合流したけど
チャンミナの態度に、WHY?って顔してる…

もしかして、昨夜の事で怒ってる?
ほっぺに、チュッてしたから?
小さい時から、元気出してって言う時
お互いのほっぺに、ぽっぽしてたじゃない。
なのに、何で怒るんだろう?
最近のチャンミナは変な感じ…












「チャンミン、何があったんだよ!」

「別に、何もねーよ!」

「何もねー理由ないだろ!そんな態度して…」

「……あのさ、キュヒョンは…  夢精ってしたことあるか?」

「何だよ、急に…。」

「昨夜、帰りに家の前で、ヒチョル先輩に言われた歌の事で、俺がやらないって言ったら
祐貴が大丈夫って、励ましてくれたんだけど…
その時に、俺のほっぺにチュッて、ぽっぽしたんだ…  そしたら、夢に祐貴が出てきて…」

「やらしい夢だったのか?

「茶化すなよ…でも、やらしいって言えば、やらしいかぁ。
夢の中で、祐貴と愛しあってたんだ
すごく気持ちよくて、あーヤベェ…
イクって時に目が覚めて…
気づけば夢精してた…
夢なのに、すげーリアルで…何か恥ずかしくて、
祐貴の顔が見られなくて…」

「そうかぁ、だから無視してたのかぁ。
でも、羨ましい夢だな

「お前、人がまじめに話してるのに
さっきから茶化しやがって…」

「でも、祐貴に逆ギレされる前に、ちゃんと普通に戻れよ。怖〜んだから…」

「わかってるよ!」












H Rでの話し合い
学校祭のクラスの催し物を決める

「何か、意見ありませんかぁ?」
祐貴が進行してくれている…



祐貴の横顔をみてると…昨夜の夢を、ついつい思い出して…
情けないけど、頭の中で淫らな事を、ついつい考えてしまう…



そんな感じで、ボーッとしていたら
………… 「では、1-Aはコスプレをしながら
メイド喫茶風にすると言うことで、決めちゃっていいですか?」
あれ?何か、終わっちゃった…


俺が、何もしなかったのが、わざと無視してると思って…
祐貴は、横目で睨んでくる…
ヤベェ、本気で怒らせたかも…



放課後、決まった企画の話し合いで、学級委員会の集まりがあり
あれから、祐貴は口を聞いてくれない…
朝は俺の方が、無視してた筈なのに
いつのまにか形勢逆転だ…

ユノ先輩がいた…
あいかわらず、カッコイイな…  クソっ…



ユノ先輩が壇上で話してるのを
祐貴は、まっすぐに見つめていて…
時折、お互いに目があっては、微笑みあっている…
クソっ…



「…1-Aと3-Aの企画が、同じと言う事で、今回は特別に合同でやるっていうのは、どうでしょうか?」


と、ユノ先輩が、俺と祐貴に聞いてきた。
「はい、大丈夫です。よろしくお願いします。」
と、さっさと祐貴が返事してしまった。



「では、そういう事で、今回決まった企画で、各クラス進めていってください。
購入品は、各クラス予算内でお願いします。
領収書も忘れずに…」


委員会が終わり、すぐにユノ先輩が、祐貴のもとにやってきた…

「苺🍓ちゃんと、合同でやれるなんて、嬉しいな…にゃはは   頑張ろうな!」
と、祐貴の頭をくしゃくしゃと撫でた
祐貴は、恥ずかしそうにしながらも
超嬉しそうな笑顔で、返している…



俺は、見ていられなくなって
その場をそーっと離れた…






昨日のヒチョル先輩の言葉を思い出して…
ちょっとだけ覗くつもりで、軽音部に行ったら…
ヒチョル先輩に見つかって、マイクの前で歌わされ…
でも、ムシャクシャしてたのもあって
大声で、思いっきり声を出して歌ったら
超気持ちよくて…
ヒチョル先輩にも、大絶賛されて…
結局、学校祭で歌う事になってしまった…



でも、なんか…歌う事楽しいかも…
超気持ちよかったし…
俺、歌う事…   好きかも…






歌う事、楽しい!

苺🍓ちゃん、頑張ろうな!

キュヒョン、俺ヤバイ…



1年前に書いてたのを、ちょっと修正して
あげなおしました照れ