父が病気で入院するまで働いた会社の配送会社のT社長から、新たしい事業の提案を考えてくれないかと頼まれたと先日、病院に入院してたときに聞いた。
そして、便箋に書き込んでいて、母がワードで打つことになっていたが、父の字の癖の強さで読みにくく、打つのが凄くスロー・・・・・。
これじゃ、日が暮れるよ!と原稿をコピーしてもらい、家で父の字の解読しながら、打ちあげた。
実家にメールで送り、母は印刷→父が赤ペンを入れ修正と流れ作業で行い、
最終的には水曜日の夜に修正をかけて、出来た。
実は、木曜日にT社長が実家にくるとのことだったので、何とか間に合さないと
意味がないと思ったので、けっこう必死でやった。
おかげで、T社長に渡すことが出来て、その日は色々と話を出来たそうです。

自分の病気より仕事の父。
元気だったら、部下の人に営業を叩きこみ、営業をとって新しい事業を
展開していただろう。
あの弱った体でせいいっぱい便箋に書いている姿を見たら、なんとか早く
T社長に渡してあげたいと思った。
そして、その姿が切なくて、原稿を泣きながら打った。
たぶん、母も同じ思いだったと思う。


今日の午前中、いてもたってもいられなく、T社長に電話を掛けたら、
留守で、折り返し奥さんから電話があり、父の思いを
伝えた。
そしたら、奥さんが『よく電話してくれたね。ありがとう!うちのがお父さんに頼んだのは、ある意味励ましの意味でもあったんですよ。家族から見たら
酷に見えたかもしれないよね。ごめんなさいね。』と。
解ってくださる方が、いてなにか嬉しかった。

父の企画書が、思いが伝わるといいなと思う。