司法書士の山口です。
借金があって返済に行き詰った。
この場合3つの行動パターンに分かれます。
①自分で何とかしようと思う
②よく分からないからそのまま返済を続ける
③早々に自分では無理と悟り、債務整理を考える
①②の場合、現状より重症になるケースが多い。
③のほうが、軽症ですむケースのほうが多いのです。
以前のブログでも説明しましたが、大きくなった借金を完済するのはかなり大変です…。
今日はこの続きで、今ある借金返済にどう向き合うか?
債務整理の話とかテクニックではなく、借金への考え方です。
①「自分でなんとかしよう」
自分で作った借金の責任。
それを人に頼らず、自分でなんとかしようとする「姿勢」は立派だと思います。
しかし、姿勢が立派でも「正しい選択」になるかはまた別。
自分で何とかできなかったから、返済に行き詰った。
厳しい言い方ですが、これが事実。
それを、自分だけで修正するのはかなり難しい…。
抜本的に生活を変え、180度意識を変えられなければ無理でしょう。
それができなければ、専門家の相談を利用すべきです。
いい例えかは分からんですが、
今からたった1人でダイエットして筋肉ムキムキになれるか?
できる人もいますが、ほとんどの人はできないでしょう。
だから、ジムやパーソナルトレーニングに行く。
これとほぼ同じ感じかな?とは思います。
お伝えしたいのは、自分だけでなんとかしようと思わなくていい。
時には、他人の力を借りるのも悪くないということ。
そもそも、自分だけでなんとかできる人なんてごく少数ということです。
②「分からないからそのままにする」
これは、ある意味もっとも危険です。
1番借金が増えていくパターンといっても、いいでしょう。
「私は買い物をリボ払いしてるだけ」
「銀行のカードローンを利用してるだけ」
こんな感じの方もたまにいます。
ローン・リボ払い、ショッピング…言葉を変えようが、全部借金です。
「借金」と言ったら借りてくれる人が少ない。
だから、洋風の言葉にしてるだけ。
そこを勘違いしてはいけません。
「傍から見るととっくに破綻している。それなのに、本人は気付いていない」
こんなケースだってあります。
カードが使える限り「自分は大丈夫」だと思っている。
カード会社はとにかくお金を貸して、多くの利息・手数料を受け取りたい。
なぜか?それが1番儲かるからです。
彼らがお金を貸してくれるのは、あくまでビジネス。
自分たちにとって利益ならカードは使わせますし、リスクがあればカードは使えなくなります。
「ヤバい」「まずい」
こんな気持ちがあるけど行動に移せないなら、「自分では手に負えない」と覚悟すること。
余裕がない、焦っている。
こんな状況の時、人間は考え方がぶれます。
あれこれ考えるけど、そのくせ結論はまとまらない。
「なにを大事にすべきか?」
それは、この現状を変えて、支払いに悩まない生活を送る。
そして、家族に迷惑をかけないことです。
これが自分ではできない(考えつかない)なら、やっぱり人を頼りましょう。
③「早々に自分では無理と悟る」
人間には色々な能力があります。
・人に好かれる
・気遣いができる
・運動神経がいい
・勉強ができる
・仕事ができる
お金を管理する能力も、その1つです。
人間の能力ってそれぞれ。
なかなか全部の能力を持っている人なんていません。
だから、金銭管理能力が低くても、それを嘆く必要もありません。
仕方ないのです。
金銭管理能力が低い人が、借金を自分で何とかしようと思うこと。
これは、勉強や仕事ができる努力をするのと一緒です。
当然そんなに簡単なものではない、むしろとても難しいこと。
だったら、専門家の知識を借りたり、人の力に頼ったほうが良いというわけです。
せっかくの人生、苦しい思いをしている時間はもったいない。
今は便利な世の中で、人の力を借りれば、たいていなんとかなりますし。
今日伝えたかったこと。
それは、借金を相談するのが恥ずかしいとか、自分でなんとかしなきゃ…という方の気持ちを楽にしたかっただけ。
意固地にならずに、もっと楽に考えるのも1つだと思いませんか?
自分で何とかしようが、人の力借りようが、問題が解決すれば何でもいいじゃないですか(^.^)
LINEの無料相談
(画像をクリックするとページに移動します)
LINE相談をご希望の場合は、上記のページをご覧下さい
債務整理のご相談は、全て無料です。
LINEアカウントへ直接アクセスはこちら
(にほんブログ村ランキング)
(人気ブログランキング)
記事が参考になったらバナーのクリックをお願いします(^.^)