司法書士の山口です。
「今の時代、離婚する人は多い」
「離婚はどんどん増えている」
こんな話聞いたことがあると思います。
私の仕事、債務整理をする上でも離婚は切り離せません。
・借金がバレたら離婚になるかも…
・離婚をきっかけに債務整理を行う
今日は、近年の離婚傾向を調べてみました。
実際に離婚は増加傾向か?と言われた場合。
実はそうではないのです。
※上記HPから内容・画像を抜粋
ここ最近では2010年がピーク。
それ以降は、減少になっています。
・2010(平成22)年の離婚件数は約25.1万件
・2021(令和3)年は約18.4万件
単純に円満な夫婦がたくさん生まれたのか?
…というとそれはちょっと違います。
離婚件数が減った理由。
まず、1つ目。
婚姻数も減少しているからです。
2010年には約70万件あった婚姻。
しかし、2021(令和3)年には約50.1万件まで減少。
結婚する人が少なければ、離婚する人も少なくなるわけです。
少子化の影響もありますしね。
そして、2つ目。
離婚しても経済的に自立できるか?
こうした女性側の問題もあります。
特に、最近ではコロナウィルスの蔓延や物価高などもありました。
先の見通しが不透明な状況で、離婚に踏み切るのが難しいでしょう。
最後に3つ目。
ピークを越えただけで、昭和の時代に比べれば離婚は多いです。
30~40年前の昭和後期・平成初期では、10万組程度の離婚。
2021年の18.4万も、この頃に比べれば多いですよね。
ちなみに、離婚件数が減っても離婚率はそんなに変わりません。
★離婚率=夫婦が離婚する確率
・2010年の婚姻件数70万0222件、離婚数25万1379件。
結婚後の離婚率は、35.89%
・2021年の婚姻件数50万1138件、離婚数18万4384件。
結婚後の離婚率は、36.79%
10組の夫婦の内、3、4組は離婚になる。
悪く言うと、結婚しても離婚する確率は35%あるということです。
若い世代は、結婚に積極的でないと聞きます。
そして、生涯未婚率も増加傾向。
・収入が低い
・自分にお金を使いたい
こうした理由で、結婚をしない(できない)ケースもあるようです。
今後も結婚数・離婚数共に大きく増加することはないのかな?と感じます。
少子高齢化問題は、まだまだ深刻ですね。。
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