司法書士・行政書士の山口です。

 

介護事業の倒産件数は増加傾向。

高齢化社会で介護ニーズは高い。

でも、介護事業の倒産は増えている。

2022年は、2000年代最多の倒産数です。

 

なぜ、介護事業の倒産は増えたのでしょう…?

 

介護

 

その特徴は、こんな感じです。

・デイサービス分野で倒産増加。

・小規模事業者(従業員10人未満)の倒産がほとんど。

・90%以上が破産へ(民事再生は3件)

 

以下が、倒産の原因になった点です。

・物価高

・光熱費の負担過多

・保健衛生費の負担増し

・コロナでの施設利用回避

・人手不足

 

物価高・光熱費の負担増し、人手不足は、他の会社でも当てはまりますね。

 

物価高の影響を受ける高齢者施設には、都道府県などで支援金はありました。

(高齢者施設等物価高騰対策支援金)

 

 

電気代・ガス代は高くなりましたし、送迎のガソリン代もかかりますしね。

物価高の影響を受けた介護施設が90%以上。

 

 

高齢者なので、感染防止対策も抜かりなく。
この経費も、以前よりかかりますね…。
それだけ衛生環境を整えても、コロナ感染を恐れ施設利用者は減ってしまう。
これは、なかなか厳しいです。

 

また、政府が介護事業所の大規模化を模索している点もある。

 

 

小規模事業者の倒産は、これからも増えていくでしょう。

 

数年前に、介護事業ブームが発生。

便乗して、多くの個人や企業が参加しました。

しかし、競合が増えれば、淘汰される会社もあるのは必然です。

これも、どの業界も一緒と言えば一緒です。

 

もともと、経営不振(売上げ減少)が倒産原因として多かった。

その中で、物価高・人手不足が拍車をかけたのが、2022年の倒産数の増加につながっています。

 

しかし、利用率が上がってる介護事業所もあるよう。
これも、どんな商売もそうですが、業界的に下火でも売上増加の企業はあります。

 

 

こうした事業所では、積極的に利用者獲得の取り組みを実施していたようです。

以下の取り組み例は、福祉医療機構のアンケートの回答から要点をまとめたもの。

・自宅に籠っていることから発生するリスク等を利用者・家族に丁寧に説明して利用率を向上した
・臨時・追加利用を積極的に受け入れた
・感染に注意しながらレクリエーションを行い、利用者の口コミで友人が登録した
・利用者に提供する活動の見直しをして、利用者の選択肢を増やした

 

利用率が上がっている事業所は15.7%。

外部的要因のせいにしないで、「相手のために」「できることを」「精一杯」行う。

生き残る秘訣は、こうした仕事の原点に戻れるかです。

 

 

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