司法書士・行政書士の山口です。

 

ルフィの件で注目を集めている強盗事件。

近代強盗は「闇名簿」の情報を元に行われます。

 

「お金を持っている」こうした情報が流れてしまうと、強盗に狙われやすくなる。

特に、自宅に現金や資産性のあるもの(高級時計・宝飾品・金など)を置いている場合。

また「高齢者」というのもポイント。

こちらも、失敗のリスクが低いという点から選ばれます。

 

一般的な商売と同じように、もはや強盗もマーケティングを元に行われているわけです。

そして、リスクヘッジも考慮している。

まさに彼らからすると仕事(ミッション)なわけです。

 

では、こうした個人情報はどうやって取得されているのか?

闇名簿が1つの情報源です。

 

これは、ハッキングやフィッシング詐欺などで取得されているのが1つめ。

 

 

企業サイトを攻撃して、個人情報を抜き取るハッキング。
企業側を脅してお金をとることができるのは、みな分かっていると思います。
もう1つの側面は、闇名簿の情報源にもなってしまうわけです。

次に、個人情報の横流し

胡散臭い商売を行っている会社は、コンプライアンスもくそもない。

そして、背後では犯罪組織とつながっているケースもある。

表の商売でつながった自社の顧客名簿を、裏の商売に流すわけです。

 

・高額な布団や健康食品などの購入者名簿

・悪徳リフォーム工事業者の名簿

・投資や振り込め詐欺に遭った被害者のリスト

 

 

さらに、一般人の情報横流しも横行しているよう。

一般人が闇バイトなどで、金持ちの情報を提供。

または、会社を辞めた社員が顧客リストを持ち出し売却。

 

中には、在籍中にもかかわらず、社員がお金に困って顧客リストを売却するケースもあるようです。

・不動産管理会社から流出したデータ
・高級ブランドや高級車の購入者名簿
・証券会社・銀行からの富裕層の個人情報流出

 

もはや、人の動きを管理しきれない大手のほうが信用できないかも…。

楽天モバイルの社員が100億円詐欺を働いたのも、こうした大手の管理不足が原因。

 

 

 

そして、簡単に情報を取得されてしまうものとしては、以下のようなもの。

・町内会名簿

・同窓会名簿
・倒産した企業の顧客名簿
・会社謄本を元にした経営者リスト

・不動産謄本を元にした高額住宅保有者

 

さらに、「アンケートを装った電話」なども注意。

これも、個人情報が欲しいから行っているものもあります。

自動音声サービスで個人情報を聞き取るというのも、その一種。

 

あとは、訪問営業

これも、安易に家に入れてはダメです。

訪問営業とは名ばかりで、強盗の下見の可能性もあるでしょうね…。

 

 

強盗被害を避ける方法。
単純ですが、必要以上の個人情報を外部に提供しないこと。
特に、資産や収入に関する情報は要注意というわけです。

 

また、家に金目のものが置いてあると狙われやすくなります。

資産性のあるものは、どこか別に保管したほうが良いでしょう。

 

高齢者は、狙われやすい。特に1人暮らしの場合。

番犬を飼う、セキュリティを入れるのも、1つの防衛手段です。

リスクがあるところは避けるでしょうから。

 

こうした事件は、闇名簿の情報源を提供した人を厳重に処罰しなければ、強盗被害は無くならない。

立証などの難しい側面はありますが、この辺の整備は必須です。

 

 

※上記記事から抜粋※

 

「ベースとなるのは、高額の布団や健康食品などの購入者名簿。

購入者の多くが高齢者なので、基本データとして重宝されている。

同名簿にさらにデパートの外商名簿や“家を最近リフォームした人”のリストなどを照合・加味して名簿の精度を上げていく。

これらの名簿はカネに困った内部関係者などが闇サイトで転売していて、入手はそれほど難しくない。

また高額布団販売やリフォーム業者に関しては、そもそも我々の“同業者”のような連中も少なくないので、手に入れるのは一層たやすい」(X)
 

これだけでも住所・氏名・電話番号や家族構成に加え、ある程度の資産状況も類推できる名簿がつくれるという。

「加えて、過去に投資や振り込め詐欺に遭った被害者のリストや、不動産管理会社から流出したデータなどを“上書き”していくと、かなり高値で売れる名簿が完成する。

不動産などの資産を持っている高齢者は大抵、所有するマンションやアパートなどの管理を外部の管理会社に任せているので、入手データをみれば“月々いくらの家賃収入があるか”も分かる。

またフィッシング詐欺で得たクレジットカード情報を付け加えれば、購入履歴から最新の経済状況まで把握できる」(X)

 

 

 

※上記記事から抜粋※

 

集められているのは、主に所得が高いとみられる有名大学の同窓会や大企業の社員名簿。

さらに最近では、町内会の名簿など身近なものも含まれているといいます。

そこに加えていくのが、付加価値の高い預金や株、土地などの資産情報。

 

こうした情報はどうやって収集しているのか。

 

男が使用していたというのが、企業アンケートや世論調査などに使用されている「自動音声サービス」です。

家族構成や年収など、あらかじめ設定した質問を指定した電話番号に一斉に発信。正式な調査だと勘違いした人たちに回答を入力させます。

これにより、効率的に資産がある人物を抽出することができるといいます。

 

さらに、対象者の性格や、詐欺の被害の有無、健康状態、そしてタンス預金まで。

自動音声サービスでは分かりえない情報が記されていました。

こうした生々しい情報は、アルバイトで募集した一般人を使い、電話で収集するといいます。


「『地域(役場)の安全課の者ですけど』みたいな感じで電話して。『おばあちゃん、ひとり暮らしで大丈夫?』『お金、家に置いたりしてないよね?』『子どもは家に来てる?』とか、相談の電話をかけてもらい、聞き出しています」

 

この他、男のもとにはお金欲しさから有名企業や役所の人間がみずから名簿を売り込んでくることもあったといいます。


「ほぼ毎日持ち込みはありますね、一般の人から。高額納税者のリストも、税務署の人から。以外によかったのが、百貨店の外商リスト。その人の顧客名簿が意外と(金が)とれましたね。『うちの父がちょっと証券会社にいるんですけど、パソコンの中にこういった名簿があったんで持ってきました』とか」

 

 

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