司法書士の山口です。
大手弁護士法人の東京ミネルバ法律事務所が破産しました。
過払い金のCMなどでも有名な弁護士事務所だったので、
知っていた方も多いのでは?
負債総額は驚きの約52億円( ゚Д゚)
弁護士法人の破産としては過去最大級の金額のよう。
司法書士や弁護士って頭を使った商売なわけで、
ペンとパソコンと机と六法があればできてしまうわけで…。
そんなに原価かからないのにとんでもない負債ですよね。
無駄な広告や、無駄にいいテナント、無駄に人を多く雇ってたんだろうなと推測。
大きい事務所だからといって必ずしも安心ではないという典型例です。
50~100人ぐらいの従業員がいる大型事務所でも、
販管費で50%いって自転車操業のような事務所もありますから。
問題なのはここから。
なんか、この弁護士法人は危ないことをしている可能性もあるみたい。
弁護士会 会長「到底許されない」
東京ミネルヴァ法律事務所の破産手続き開始について、
第一東京弁護士会の寺前隆会長は、
「全国で広報活動を展開し、多数の依頼者から過払い金の請求やB型肝炎の裁判を受けたまま業務を停止した。
調査の結果、過払い金の保管状況に不明な点があり、依頼者に返還することが困難な状態に陥っている疑いがあることも判明した。
多数の依頼者に甚大な不利益を与えるもので弁護士法人として到底許されるものではなく、
弁護士会としても厳粛に受け止めている」
とするコメントを出しました。
とのこと。
ミネルヴァの依頼人から、
「6月に入ってからミネルヴァ法律事務所と連絡が取れない」
ということで発覚した模様。
会費も滞納していて、弁護士も6月上旬に5人の所在が確認されているだけで音信不通…。
だとしたら、ヤバい…
さすがにこんな弁護士は前代未聞では(+o+)
弁護士会の会費なんてたかがしれないので、
会費を払わないでとんずらするってことは、計画倒産ですかね…
かわいそうなのはミネルヴァの依頼人の方たち。
事件途中で放棄されてしまっているので、
弁護士との委任契約も解消されているとなると、
個人に通知が来てしまうことでしょう。
過払い金の不明金もあるとかないとか…
なんか大事件になってもおかしくないような気もします。
アディーレ、ベリーベストに続いてミネルヴァ…。
最近は大手弁護士法人の不祥事が目を引きますね。