司法書士の山口です。

「相続診断士」「相続士」…

昨今の相続ブームに乗って相続関連の資格がありますね。

他を見ても、「住宅ローンアドバイザー」とか「敷金診断士」「不動産アドバイザー」などなど。

 

一見、相続や不動産のプロ的存在に見えますが、

国家資格ではなく民間で作り出された資格です。

 

講座さえ受ければ取れそうな資格ばかりですね。

資格ビジネスは儲かりますからね。

相続診断士などは相続ブームに乗じて作られたんでしょうね(笑)

 
たぶん年配の方とかだと、この肩書があるだけですごい人なのかなと思っちゃうでしょう。。
しかし、所詮は世の中…全て根底はビジネスです。金です。

お金にならないものを作って運営する人はいないですから。

要は、こんな感じでしょうね。

①資格を作る
②講座を受けさせ費用をとる(3万円)
③試験を受けさせ費用をとる(1万円)
④資格維持の年会費をとる(1万円)
などのスキームをとれば、1人当たり5万円の売り上げですからね。

司法書士や行政書士、税理士、不動産屋、保険営業など相続を業としている人が、

5000人も受けてくれれば、2億の事業になりますからね…なかなかのビジネスですよね。

さらに、「上級○○士」「中級○○士」などを作り、

差別化をはかり①~④を行えば芋づる式になっていきますし、

資格が下降線をたどっていったら、年会費無料とかもありですかね。

特化したスキルをお持ちの士業の方は、こういった資格を作ってビジネス展開するのも一つでしょう。

それによって、特化したスキルの情報が外部に流通し、

他の士業の腕が上がり顧客サービスも上がるという点は、

社会にとって良い還元ですからね。

 
・特化したスキルの人=自分のスキルがお金になる
・資格を取った人=ノウハウが手に入りサービスの幅が広がる
・サービスを受ける人=高サービスを受けられる確率が高くなる

私も講座内容・試験内容的にいいのものならとってみたいなとは思います。

まぁ、資格自体は前述のとおり金の匂いがプンプンするものなので、

取得しても特に嬉しくはないとは思いますが(笑)

その過程で自分のスキルと教養を伸ばせるならそれも一つの手段です!